(本気の恋なんて、できっこないって思ってた――…) グルメ雑誌の編集者、千晃(ちあき)の悩みは恋人と長続きしないこと。大事にしているつもりなのにいつも一方的にフラれ、人恋しさを持て余しアナニーに手を出してしまった今日この頃。そんな折、取材で出会ったのは日本酒ダイニングバーの爽やかイケメン店主・諒二(りょうじ)。手慣れた雰囲気を裏切る気さくなトークにすぐ打ち解け、酔いも手伝って悩みを口にしてしまう。すると… 「好きになるよりもっと満たされることを教えてあげる」 真剣な顔で口説かれ…美味しいお酒と甘いキスに、一瞬で溶かされる――…
気まずい一夜を過ごしてからの初デート。緊張でガチガチの千晃だったが、諒二の優しさや仕事への情熱に触れ、もっと彼を知りたいと思うようになり…
本気の恋をしたいと思うのに、体の関係が先行していることに悩む千晃。「仮でいいから付き合ってほしい」 提案を受け入れるものの、心はどんどん諒二のずるさと甘さに惹かれていって…
本気の恋愛に臆病な様子が気にかかる諒二とどこか気まずさを抱えた千晃。真剣に想い合うゆえにすれ違ってしまう二人だが… とろけて滴る大人の恋、第4話。
諒二への恋心をきっかけに、千晃の気持ちに前向きな変化が訪れ始める。そしてついに諒二と向き合い、好きの想いを言葉にすることを決心して――。不器用な大人たちの甘く滴る恋の物語、最終話。