「グググッー!!」と竿に伝わる魚信、躍乱する銀鱗をこの手にするまでのわずかなプロセス。スポーツ、あるいはレジャーとして釣りを楽しむ人は1千万人とも言われ、そのプロセスには《特異な魅力》があるとされている。主人公の田中は地方銀行に勤める大の釣りバカ。自称《ヘラブナが恋人》というほどの釣りマニア。きっかけは地元の薬局で、釣りバカたちに釣りに勧誘されたことから始まる。…初めて竿をもった田中が感じた釣りの醍醐味、釣りのことがもう頭から離れない。だれが言おうとコレだけはやめられない! 全国の釣りバカたち必読!! 思わず、ウンウンと共感するストーリー、『釣りキチ三平』でおなじみの釣り漫画のカリスマ、矢口高雄先生が描く圧倒的ボリュームの第1巻(全5巻)!!
自他共に認める、釣りバカの矢口は、思い悩んだときは屋上に行ってスキっとしてくる。「シャーッ!!」と投げて「シャワーッ!!」と返す。それが矢口のリフレッシュ方法。愛竿は竹の和竿。それを手にして、しみじみとこの竿をくれた職人のことを矢口は思い出していた。釣りバカにとっての《名竿》とは…? あの時、職人一竿に出会ってなければ、竿に対してここまで愛着は持てなかっただろう…。竿にも一つ一つの思い出がある。その思い出の積み重ねが、名竿を生むのだと…そんな矢口高雄先生ご自身の体験が漫画に! 本当の釣りバカは道具も周りのもの大事にする。あなたにとって思い出を刻める竿ってありますか? 『釣りキチ三平』でおなじみの矢口高雄先生が描く、本格的釣り漫画、第2巻(全5巻)!!
エビタイ、すなわち「エビでタイを釣る」。近年は、エビではなく、オキアミをつかった釣りが主流だ。今回はタイの海釣り編。海上でオキアミをえさに、コマセをまいて、糸を垂らす。先輩の矢口は後輩のまさるに指導をするが、釣れるのはなぜかまさるだけ。面白くない矢口は、手釣りに変えてみるも、まさるの一方的な爆釣の前にボウズ(魚がつれないこと)であった。一方で「エビタイ」の謎の真実について矢口は面白い話を聞く…。そしてついに釣りバカは、あの生きた化石《シーラカンス》を釣りにアフリカ・コロモ諸島へ!! 古代魚と釣りバカの壮絶なる死闘は見逃せない!! 『釣りキチ三平』でおなじみの矢口高雄先生が描く《釣りバカワールド》、第5巻(全5巻)!!