あらすじ誰とも話さず、いつも眠ってばかりの水野小鳥。ある日、困っている人を見過ごせない同級生・荒良二は些細な誤解をきっかけに小鳥のもう一つの顔を知ることに!? 水中を華麗に舞う水泳競技・アーティスティックスイミングで二人の青春が水しぶきを上げる。みずみずしい二人のウォータースポーツラブコメディ開幕!!
絵"は"綺麗。 ヒロインと主人公を絡ませる過程に無理がある。 そもそもシンクロは、きちんと基礎が出来てて初めて両者の競技が噛み合って成り立つのに、根暗メガネ(主人公)が自己満足的な正義感振り翳して介入してきただけなのに、「ペア組みます!」って覚悟決めただけでいきなり競技のスタートラインに立てるのは無理がありすぎる。 水泳競技を舐めないで欲しい。 後、スポ根と恋愛のどっちに振りたいかがいまいち分かりづらい。 本来主軸をどちらに置くかを明確にしてストーリーを組み立てるべきだと思うのに、どちらに主眼を置いて読んで欲しいのか、「おそらく恋愛かな?」程度にしか主人公とヒロイン双方の魅力(特に主人公)が伝わってこない。 恐らく根暗草食系男子を読者層のターゲットにした弊害なのであろう(読者層のマーケティングのズレによって、水泳競技に共感出来る層との認識のズレによる共感性の獲得失敗、ストーリーだけを楽しむ層に対するストーリーの甘さによる取り込みの失敗、と双方で失敗している事で、どの層をマーケティングの対象にしているか不明)。 そして、スポ根にしては、先述の通り主人公は天賦の才でもあったのかと善意解釈が必要で、全国クラスの優秀選手に立ち向かって行く無謀な勇気だけはお情けで評価してあげてもいいのかもしれない…。