あらすじ王妃の策略、そしてサイラスから明かされる秘密とは――。 公爵令嬢オリヴィア・アトワールは王太子アランに婚約破棄を告げられた後、そこに颯爽と現れた第二王子サイラスに突然求婚される。 サイラスから熱烈なアタックを受けながら、城での執務などもこなし、目まぐるしくも充実した日々を送るオリヴィアはその様子を聞きつけた王妃バーバラに茶会に呼ばれることに。バーバラの狙いは一体・・・・・・? 恋に不慣れな天才令嬢と長年の恋を実らせたい王子のロマンチックラブストーリー、第(2)巻!
婚約破棄系なろう原作漫画を続けて読んだら、両方とも弟が主人公へ求婚していたので、そんな感想を抱いてしまった。 主人公は幼い頃に婚約者の王太子に「バカなふりをしろ」と言われ、以来バカなふりをしていたら、「バカとは婚約できない」と婚約破棄されてしまったという、タイトルそのままな冒頭。 バカなふりをしていただけで実は、本の虫で、努力家で、事務処理もものすごく有能だった主人公。 婚約破棄されたものの、そんな彼女を好きだった第二王子から直球に婚約を申し込まれて、あら大変。 優しくて思いやりがあって、花束や本を渡してくれる第二王子。 表紙から伝わってくるように、甘い展開まったなし。 甘い展開に不慣れな主人公がまたかわいらしい。 侍女のテイラーがこれまた、良いキャラクター。 賭け事大好きロイヤルなファミリーも、みんななかなか良い性格をしていそう。 さらに一巻を読み終えたら、まさかの裏表紙イラスト。 いろんな婚約破棄展開があるけど、キャラクターの個性は、作品のおもしろさに大きく影響するんだなと、読んでいて思った。