あらすじ

素直じゃないアイツがどうしても気になってしまうんだ…!? 小宮山駆は小5のとき、可愛くて頭も良い女の子・英那にイジられていた。4年後、高校で2人は再会。相変わらずの上から目線にイラっとしつつも、ドキドキも。駆はオリエンテーション合宿でグループの副リーダーになり、英那に「頼りにしてるね?」と言われ、良い所を見せようと頑張るが…!? ムズきゅん特盛り・幼なじみラブ
小宮山がキライだ 1巻

大っ嫌いなアイツが、めっちゃ可愛くなって帰ってきた…!? 何もかも平凡な男子・小宮山駆(小5)は、同じクラスの小宮山英那がキライ。苗字は同じなのに、自分と違って勉強も運動もできて、ムカつくからだ。ある日、英那が突然転校し、せいせいした…と思ったけれど、4年後、高校の入学式で再会して…!? ムズきゅん度200%の幼なじみラブ

小宮山がキライだ 2巻

素直じゃないアイツがどうしても気になってしまうんだ…!? 小宮山駆は小5のとき、可愛くて頭も良い女の子・英那にイジられていた。4年後、高校で2人は再会。相変わらずの上から目線にイラっとしつつも、ドキドキも。駆はオリエンテーション合宿でグループの副リーダーになり、英那に「頼りにしてるね?」と言われ、良い所を見せようと頑張るが…!? ムズきゅん特盛り・幼なじみラブ

小宮山がキライだ 3巻

オレばっかりが乱されてない!? アイツも少しはドキドキしろっての! 何もかも平凡な男子・小宮山駆は、小5の頃、小宮山英那にイジられていた。4年後、高校で再会すると「風岡」英那に! 相変わらずイジってくる英那にムカつきつつも、恋心を自覚する駆。テストで勝ったら告白…と意気込んでいたが、駆に想いを寄せる美少女こまちゃんが登場!? もだ×ムズがたまらない! 幼なじみラブ

小宮山がキライだ 4巻

強がりなアイツのこと、もっとたくさん知りたいって思ってしまうんだ…! 同じ苗字だが何もかも正反対の駆と英那。小5で英那が転校するも、4年後ふたりは再会…が、「風岡」英那になっていた! 変わらずイジってくる英那を次第に好きだと認める駆。夏休み、みんなで遊園地へ! なかなか良い雰囲気…と思いきや、英那の中学時代の友人・小清水が現れ…!? サイコーのじれ×もだ幼なじみラブ

小宮山がキライだ 5巻

アイツが笑うたび跳ねる鼓動をもう無視できない…! 同じ苗字だが何もかも正反対の駆と英那。小5の時に転校した英那と4年後高校で再会した駆は、真っ直ぐで努力家な英那に次第に惹かれていく。夏休み明け、母親との関係に悩む英那の背中をそっと後押しし、勢いあまって告白までしてしまい――!? じれきゅん2000%の幼なじみラブ

小宮山がキライだ 6巻

「彼女」のアイツがこんなに可愛いなんて聞いてない…! 同じ苗字だが何もかも正反対の駆と英那。小5の時に転校した英那と4年後高校で再会した駆は、真っ直ぐで努力家な英那に次第に惹かれ、晴れて恋人同士に 浮かれる駆だが、英那の誕生日をすっぽかしてしまい…!? むずキュン全部のせ 幼なじみラブ

小宮山がキライだ

こういう作品を別マで読める嬉しさたるや #1巻応援

小宮山がキライだ 桃白茉乃
兎来栄寿
兎来栄寿

『ハム子とガオくん』、『ヘヴィ×ヘヴィ』の桃白茉乃さんによる、初の紙単行本作品です。 心の中の井之頭五郎が「ほーいいじゃないか こういうのでいいんだよ こういうので」と独りごちる、別マ作品に求めるど真ん中のような甘酸っぱい正統派学園恋愛マンガです。 自分より勉強も運動もできて容姿も良くて人気者というクラスメイトの同じ苗字の女の子に、何も持たない平凡な主人公の少年によるコンプレックス・嫉妬から始まる恋物語。転校で離れ離れになった後、苗字の変わったヒロインに高校で再会するというベタな設定ですが、こんなんナンボベタベタでも良いですからね。 この作品の良さを挙げて行きますと、まず絵がかわいい。シンプルに大事な要素です。桃白茉乃さんはここぞというシーンの絶妙な表情の描き方なども良いです。 また、良い学園恋愛マンガの要素として「周りの友人キャラが良い」というのがありますが、そこもしっかり押さえられています。個人的にはクールビューティーでイケメンな泉野さんなどは、今後掘り下げられたらとても好きになって行きそうな予感がします。そして、ある意味主人公以上にヒロインを好きな女の子である空の存在が、この物語では大事な鍵を握っています。 そして、何と言っても平凡な主人公を魅力的に描いているところが良いですね。特に何かSFやファンタジー的な設定があるわけでもない。芸能人や動画配信者やインフルエンサーでも、何か特殊な才能や特技があるわけでもない。本当にどこにでもいる、ただの普通の男の子。何ならずっと劣等感を抱えて生きてきた彼の、普通の人間としての優しさや魅力を丁寧にたっぷり描き出していくところが良いんです。そういった部分をヒロインが認めて、関係性が徐々に深まっていく展開への安心感があります。 男子主人公視点でヒロインの言動に振り回されながらも、彼女が抱える秘密のヴェールを少しずつ脱がしていく構成も続きを気にさせます。 ケンカップル好きの人、王道恋愛少女マンガが好きな人にお薦めです。