確かにひろゆきは言葉どころか顔も喋り方もムカつくし…声・表情・動き…全てが連動してウザい!! でもな… 勇者がハメ殺され続け、人類が窮地に立つ異世界に召喚されてしまったひろゆき(遅刻した)。物理攻撃を無効化し、舌戦による精神ダメージのみで戦うチートスキル『論破王』を使い、魔王軍最強の大魔王ベゲークを倒し、元伝説の不死鳥ハヴェールを仲間にしたひろゆきは、最初に到着した都市で魔王軍四天王・毒女帝ゾゾラと戦うハメに。『論破王』スキルで調子よくゾゾラを追い詰めていたひろゆきだったが、突如、ゾゾラの機転によって毒水に満たされた壺に入れられてしまう。「『論破王』も窒息すれば死にんす…」 かつてない危機的状況に、早くも別れの挨拶をし始めるひろゆき。残されたひろゆきの仲間、召喚士メソールと元不死鳥ハヴェールも動き出すのだが…?
「チート」「スキル」「勇者」といったゲーム用語が濫用されていると普通、「世界観の構築に自信がないのかな」とか「設定を長文で読むのが苦手な人向けなのかな」って感じがしてどうしても作品への期待値が下がってしまうのですが、本作は主人公であるひろゆき自身が言わずと知れたマンガ・ゲーム等のオタクであるため、それらの奇妙な用語が“共通語”として違和感なく溶け込んでおり普通に面白いパロディギャグ漫画になっていました。 ひろゆき氏の二次創作といえばひろゆきメーカーを使った動画が注目されていますが、同じく合成音声による二次創作動画が人気の岡田斗司夫氏も今後ゲスト出演するのではないかと期待しています。