あらすじ

城内の人たちとも接する時間が増えてきた郁斗。離れがたいという思いが生まれ始め、家族の元へ帰りたい思いとの板挟みになっていた。けれど、魔王リアムには郁斗は使い魔だから 元の世界に戻さないと一蹴されてしまい 前は優しく抱き締めてくれたリアムの態度の差に、郁斗はモヤモヤとした気持ちに…。そんな中、元の世界に戻れるかもしれない鏡の噂を知り、鏡が保管されているという城の地下へと向かうが…?
魔王リアムは世話焼き男子がお気に入り 第1話

5人兄弟の長男でもあり世話焼きな郁斗は、今日も変わらない、慌ただしいけれど平穏な日常を過ごすはず……が、気が付くとかわいらしい姿の魔王リアムに異世界召喚されていた!? さらにとんでもない理由で召喚されたことや、魔力のない人間は使い魔にしないと生きていけないと言われ、ムキになった彼は契約でもなんでも好きにして元の世界に帰らせろ!と叫ぶと、リアムは元の大人の姿に変身し、エッチな方法で契約をしてきて……?

魔王リアムは世話焼き男子がお気に入り 第2話

目が覚めると見知らぬ部屋で、異世界召喚されたことが夢じゃなかったと再確認する郁斗だったが胸が疼き、契約印が浮かび出した状態を見て、魔王リアムは、自分のことを面白おかしく遊んでいるのだと腹を立てていた。しかし、かわいらしい姿のリアムは朝が苦手な様子で世話好きな性格から放っておけず、ついつい世話を焼いてしまう。するとそれを気に入ったリアムが元の大人の姿に変身し、そのまま郁斗はエッチなペースにのまれそうになり…?

魔王リアムは世話焼き男子がお気に入り 第3話

世話焼きの性質からか、魔王リアムの面倒を見ることが多くなった郁斗。けれど世話をするたび、リアムがエッチなこともしてくるように。いつも逃げ切っていたが、急なめまいによって座り込んでしまう。実は「世話焼き」はスキルとなり、それを発動するたび魔力が消費され、補うためにリアムが魔力供給でエッチなことをしていたのだった! そのことを知らず逃げていたため、枯渇した魔力を供給してもらうためにはリアムと交わらないといけないと言われてしまい……!?

魔王リアムは世話焼き男子がお気に入り 第4話

魔力供給のため、魔王リアムと体を重ねた翌日―― 郁斗は気まずさから一人部屋を抜け出し、城の中を探索していた。魔力供給せずすむようスキルを使わないように…と気づくと世話焼きな彼は無意識でスキルを使って手伝いをしてしまっていた。そこへ彼を探していたリアムに捕まってしまい、恥ずかしさから、とっさにリアムから逃げようとする。しかし悲しげな表情を浮かべたリアムを見て、郁斗は良心が痛み、正直に恥ずかしいことを伝え、すると、リアムは嬉しそうに優しく抱き締めキスをしてきて……?

魔王リアムは世話焼き男子がお気に入り 第5話

城内の人たちとも接する時間が増えてきた郁斗。離れがたいという思いが生まれ始め、家族の元へ帰りたい思いとの板挟みになっていた。けれど、魔王リアムには郁斗は使い魔だから 元の世界に戻さないと一蹴されてしまい 前は優しく抱き締めてくれたリアムの態度の差に、郁斗はモヤモヤとした気持ちに…。そんな中、元の世界に戻れるかもしれない鏡の噂を知り、鏡が保管されているという城の地下へと向かうが…?

魔王リアムは世話焼き男子がお気に入り 第6話

感情が抑えきれず涙をこぼす郁斗を見た魔王リアムは、自身の魔力を使って元の世界に戻すことを決意する。契約解除も唐突にされて動揺する郁斗。けれど帰す前に愛する者として抱きたいと伝えられ……? わがまま魔王に召喚された世話焼き男子の異世界ファンタジーBL、フィナーレ!