考古学者のゾーイは大国・バロガロス帝国と軍事協定を結ぶための通訳に抜擢される。しがない学者には荷が重すぎる大役に戸惑いながらも、精いっぱい務めようと決意し大使を迎えた当日。ゾーイの目の前に現れたのは、彼女と過去に因縁のある男・皇弟ヴァルゼスで―――!?
復讐のため、再会を仕組んだのかとヴァルゼスに尋ねるゾーイに真実が知りたければふたりきりになれる己の部屋に入るよう誘うヴァルゼス。彼の言葉に乗り訪れたそこでゾーイが聞かされたのはまさかの再告白宣言で―――!?!?!?
ヴァルゼスに『再告白宣言』されたゾーイ。思い出すのはバロガロス帝国で彼と初めて出会ったときのことだった…。
身分違いな自分に想いを寄せるというヴァルゼスとどう向き合うか……一晩考えても答えは出ず、とにかく1ヶ月耐えること決めたゾーイ。しかし世話係のセイディーンに彼との関係を問われうまくかわせず戸惑ってしまい……?
バロガロスから…ヴァルゼスの元から何も言わず去った理由を『黙秘』したゾーイ。だがしかし、そんなことは許さないと壮絶な色気と雄としての優秀さを見せつけ追撃を始めるヴァルゼス。次第に追い詰められるゾーイだが根本的な疑問に行き当たり?
「ヴァルゼスっていつから私のことすきだったの?」想われる理由が全く思いつかないゾーイは単刀直入にヴァルゼスに問う。返された答えは想像以上に『ゾーイ』を尊重するもので思わず嬉しくなるが……?
キリアンからヴァルゼスに対する憧れを教えられたゾーイは彼からヴァルゼスと親交を深める仲介を頼まれる。自国の国王の想いを無下にできず、ヴァルゼスにお願いをするが『交換条件』を出されて…?
ヴァルゼスと仲良くなりたいというキリアンの願いを叶えるゾーイ。キリアンにやさしく接するヴァルゼスの姿にバロガロスでの出来事を思い出し…?
ゾーイとの約束を守ってくれたヴァルゼスのため、今度は自分が約束を守る番!!!けれどもそんな経験あるわけもなく、持てる知識を総動員し準備をして彼の待つ部屋に向かうが―――?
「オレの唯一の女性になってほしい」……過去にも一度もらったことのある言葉に呼び起されたのは己の恋心を”処理”した瞬間の出来事で……?
ヴァルゼスとの合法的取引を終えたゾーイ。想像をはるかに超える体験を思い返すが、余韻に浸る間もなく仕事の呼び出しがかかり…?
ヴァルゼスにガドナを案内するという受けた仕事を遂行するゾーイ。だがしかし、いつも以上にスキンシップ過多な様子にドキドキが止まらずー--!?
ガドナとバロガロス。両国の同盟を結ぶにあたりガドナ兵を鍛えるため立ち上がったヴァルゼス。しかし、相手取ったのは以前ゾーイに手を上げたエイデンの部下で―――?
キリアンにボードゲームに誘われたヴァルゼスとゾーイ。白熱する試合のさなか、ガドナに攻め込む国が現れたという情報が飛び出して―――?
ゾーイを先導するセイディーン人を食ったような普段の様子より、ひどく危うい空気を纏う姿に逆らうことができず連れられるまま地下牢に連れていかれー--?
ヴァルゼスのベッドの上で涙を流すゾーイ。そんな彼女の思いつめた様子に、何かを察するヴァルゼスだが…?
ヴァルゼス暗殺未遂の報告を受けたキリアン。部屋にかけつけ謝罪と解決の提案をするがバロガロス側で解決するとはねつけられ…?
暗殺未遂の黒幕を責めるヴァルゼス。彼を止めるため説得を試みるキリアンだが、ガドナは信用できないと切り捨てられ…?
セイディーンが自害し、軍事協定は延期…混乱するガドナの首脳陣をよそに部屋をあとにしたヴァルゼスが向かったのは…?
ヴァルゼス暗殺の黒幕を突き止め捕らえることに成功。犯人に凶行の理由を尋ねるとあまりに悲しくおぞましいある出来事を語られ―――?
ヴァルゼスとともに王宮に赴いたゾーイ。キリアンと新たな補佐官に事件の経緯確認をされ、ひと段落ついたところでキリアンにヴァルゼスとの関係を問われて―――?
ヴァルゼスの告白から逃げたことを後悔しているゾーイ今度は自分から告げると決めていたのにいざとなるとうまく言葉が出なくって―――?
ヴァルゼスについていくことを決めつつも、まずは父親に相談しなきゃとお茶を濁そうとしたらすでに報告済みと告げられて!?