あらすじ

同僚の自殺未遂や殺人が立て続けに起こり、騒然とする社内。そんな折、深瀬のぞみは会社に不当に扱われていた社員・白石沙希のことを淡々と語りだす。…と同時に、白石沙希がのぞみの妹であることも彼女の口から明かされる。ミスの隠蔽、同僚からの責任転嫁、保身に走る上層部。信頼も居場所も失い孤立無援となってしまった沙希……。のぞみから語られた沙希の真実にほのかは衝撃を受けてしまい……!?
社内処刑人 ~彼女は敵を消していく~ 1巻

しがない派遣社員の浅見ほのかは、なかなか会社に馴染めず、淡々とした日々を過ごしていた。ある日、美しく魅力的な女性、深瀬のぞみが入社してくる。のぞみは人気者だったが地味なほのかとも親しくしてくれた。のぞみの入社以来、社内の空気は好転し、ほのかのことをバカにする同僚がとある事件をきっかけに退職に追い込まれる。会社が過ごしやすくなりほっとしたのもつかの間、ほのかは街中で退職した元同僚に出くわす。「私のこと、深瀬にはいわないで……殺される……」彼女はなぜかのぞみにひどく怯えていた。のぞみを信じたいと思いつつも真実を探り始めると、徐々に社内の隠蔽された過去とのぞみの正体が明るみになり……!?

社内処刑人 ~彼女は敵を消していく~ 2巻

会社の同僚・矢野の自殺騒動に混乱する社内。ひとり矢野の自殺騒動を他殺だといい、同時に犯人は社内の人間だと公言する男・副島が現れる。副島の発言で社内がさらに混乱するなか「5年前の事を調べてみたまえ」と彼から耳打ちをされたほのかは、ベテラン社員・冴木にそれとなく聞いてみるが、本人からは濁されてしまい真相はわからずじまい。なかば諦めつつあった時、ひょんなことから同僚の北尾に「5年前のこと」について聞けることになるが、約束当日、彼女は何者かによって殺されてしまい……!?

社内処刑人 ~彼女は敵を消していく~ 3巻

社内で不穏な事件が続く中、真相をつかもうと動くほのか。そんなある日、ほのかに「テヲヒケ、ツギハコロス」と、ある人物から脅迫の電話が……。その直後、燃え上がる自宅を目の当たりにし、じわじわと確実に自分の身に迫る危険に恐怖する。危険な状況下に置かれていると知りつつも、矢野、副島、のぞみから得た新たな情報でさらに犯人に迫ろうとしたそんな矢先、同じく真相に迫ろうとした同僚が殺されたという新たな事件が発生して……!?

社内処刑人 ~彼女は敵を消していく~ 4巻

同僚の自殺未遂や殺人が立て続けに起こり、騒然とする社内。そんな折、深瀬のぞみは会社に不当に扱われていた社員・白石沙希のことを淡々と語りだす。…と同時に、白石沙希がのぞみの妹であることも彼女の口から明かされる。ミスの隠蔽、同僚からの責任転嫁、保身に走る上層部。信頼も居場所も失い孤立無援となってしまった沙希……。のぞみから語られた沙希の真実にほのかは衝撃を受けてしまい……!?

社内処刑人 ~彼女は敵を消していく~ 5巻

浅見ほのかは、深瀬のぞみの壮絶な過去を知り、彼女のために犯人を捕まえようと決心する。のぞみの話を聞いたほのかは彼女の妹・沙希の同僚・英子が事件解決の糸口になりえると思い、彼女の足取りをつかもうと奔走する。しかし情報は得られず、さらに、ほのかが身の危険を冒してまで手に入れた犯人の証拠は、持ち主がわからず調査はいき詰まってしまう。そんななか、状況を打開する同僚が現れる。そして証拠の持ち主は意外な人物で……!?――黒幕との直接対決!一連の事件の真犯人がついに明らかに!!予測不能なオフィスサスペンスストーリー、ついに堂々完結!!

社内処刑人 ~彼女は敵を消していく~ 6巻

世間の注目を集めた一連の事件の終幕から3年。ほのかとのぞみはNPO法人を立ち上げ、「犯罪被害者遺児の会」の活動に邁進していた。一方、以前敵対していた早川うららは会社に残り、社長・副島と共にのぞみの妹・沙希が発案した「子ども見守りサービス」のローンチに尽力する立場に。しかし、いよいよ発表会を行うというタイミングで社長の副島が行方不明になってしまい――?謎が謎を呼ぶ、予測不能なオフィスサスペンスストーリーが限定復活!終わったはずの連続殺人事件の地続きとなる、新たな事件の衝撃の結末とは!?