あらすじ少女パピリオは孤独な旅の途中で、河童のジェラールと出会う。だがジェラールは徐々に身体が石化していく謎の病気にかかっていた。パピリオは百の手を持つ創造主ヘカトンケイレスの「結晶化する世界」を止めるため、風使いの一族シナド族の生き残りタタラとともにバベルの森と呼ばれる世界の中心へ向かう…。奇才おがわさとし幻の初期長編幻想作品、COMITIAパーソナルコミックスでのみ入手可能だった傑作がついに公開。
電子で配信されたときに表紙だけ見てなんとなくいいな〜と思って買った漫画。結果良かったです。古そうだなとは思っていたけど約30年前に同人誌として描かれたものだったとは。 たぶん読んだ方のほとんどが「風の谷のナウシカ」を思い浮かべる、そんな漫画です。実際に影響を受けているのかどうかは定かではないですが、年代的にドンピシャではありますよね。だからかわかりませんが、これのアニメが見たい…と思ってしまった。この世界に色と動きと音が加わったら夢みたいな作品ができそう。もし自分が二十歳くらいのときにこの漫画に出会っていたらめちゃくちゃ影響受けていただろうなと思います。