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その絶大な魔力ゆえに、人々から畏怖と尊敬の対象として君臨する森の魔女・さちよ。今は不老長寿の身として250年を生きる彼女のもとに、同業である魔女の訃報が舞い込む。この日から彼女のラストミッション、終活が幕を開けるのだった。高齢化社会に贈る新境地の異世界終活コメディ、ここに開幕！
夜会デビューに失敗したさちよ。傷心のあまり終活を投げ出し、使い魔のクロと二人で静かに最期を迎えようとするもクロの体に異変が！？終活を意識した全ての人に捧ぐ、新感覚の異世界コメディ！
現れた弟子希望者の来訪に戸惑うさちよ。これで孤独死と白骨化した遺体発見のリスクは避けられるはず……だが、彼への面接を通じさちよは過去の苦々しい記憶と直面することになる。終活を意識する全ての人に捧ぐ、新感覚の異世界コメディ！
弟子となったアンドリューの指導のため、さちよは体力づくりに着手する。しかし彼女には筋トレも運動も食事からのアプローチのどれもハードルが高く、250歳の肉体である現実を突きつけられるのだった。終活を意識する全ての人に捧ぐ、新感覚の異世界コメディ！
アンドリュー邸が完成し、ひとまずは孤独死の恐怖から解き放たれ安堵するさちよ。しかし邸宅には彼の婚約者も住むらしく、ご近所トラブルの可能性にさちよは身を強張らせるのだった。終活を意識する全ての人に捧ぐ、新感覚の異世界コメディ！
賑やかになってきた森の生活だが、さちよは今まで感じたことのなかった疎外感を覚える。「誰も自分を必要としていないのでは」と、一人涙するさちよの前に一匹の行き倒れた猫が。保護欲を刺激する猫のおかげでさちよは活力を取り戻すのだが……。
急遽入院の知らせを受け、友人の魔女の元を訪れるさちよ。２００歳を超える高齢の二人は貯金、保険の話に終始する。魔女という職業の不安定さを改めて実感したさちよは老後を考えただけで不安に駆られ……ＦＰ（アンドリュー）に相談だ！
お金で苦労して一生を終えたくない思いから無謀な金策に走るさちよ。そんな彼女の行いを知ってか知らずか高額依頼となるドラゴン討伐の話が舞い込む。しかしアンドリューはその依頼に憤りを隠せず……？
平和なティータイムを楽しむさちよ。そんな中、王都から解熱剤を１０００個の手配要請が来る。なにやら王都全土で病が大流行しているらしい。衛生環境が安定しているはず王都でなぜ――！？
病の大流行を未然に防ぎ国民の命を数多く救った英雄として大勢に弔われる葬儀がはじまった。人々から畏怖と尊敬の対象として君臨する森の魔女・さちよの終活はついに大団円……！？高齢化社会に贈る新境地の異世界終活コメディ完結！
