あらすじ贋作…(意味)原作とは別の作者によって模写され、流布するニセの作品。またはその行為。偽作。⇔真作1964年、新時代を拓こうとしている大都会・ヌイヨルクに、贋作で人を欺くお騒がせなコンビがいた。悩める駆け出し画家・ウォルトと、画商を演じる奔放なペテン師・エド。そんなちぐはぐな2人が恐慌時代の荒波に揉まれ、流れ歩いていると、思わぬ人物らが波乱を連れて彼らの前にやってくる―。
この作品のメインの登場人物は4人。 まず、画家を目指しているがうまくいかず、有名な作品のニセモノを描く“贋作家”として生計を立てているウォルトという男。 彼の描く贋作を高く売りつけている詐欺師の男・エド。 そして、どうやらエドが抱える借金を取り立てようとしているらしいアイクとジョニーというギャング2人組。 現在の活動に罪悪感を抱きながらオリジナルの絵を描けないでいるウォルトと、人当たりは良いけど何か秘密を抱えている雰囲気のエド。 そんな2人とアイク・ジョニーのコンビがそれぞれ別々の形で出会い、やがて4人の運命が大きく変わる事件へと発展していきます。 ウォルトとエド、、アイクとジョニーという2組の関係性が面白く、それを独特のコマ割りとスタイリッシュな絵柄で絵柄で描き出しています。 電子書籍限定での発売ですが、ぜひこの物語の結末が生み出す大きなカタルシスを体感してみてほしい作品です。