あらすじ

同居していた男を殺した罪で懲役7年の刑を受けた女、宗田葵(そうだ・あおい)は、幼い息子・賢(まさる)から引き離され、女子刑務所に収監された。賢は以前の夫との間に生まれた子で、葵が殺した男との血縁はなく、それどころか酒に酔った男によって危害を加えられそうになったため、それから守るために葵はやむなく男を手にかけたのだった。一癖も二癖もある女囚ぞろいの女子刑務所の中での生活は一筋縄ではいかなかったが、葵は徐々にその生活に慣れ、粛々と刑に服していった。ところがそんなある日、葵が妊娠7か月であることが発覚する。もちろん、自分が殺した男との間の子だ。この先の人生に絶望感しかない葵は出産を躊躇するが、刑務所内では原則的に堕胎は認められず産むしかない。日々お腹の中で存在感を増していく小さな命に対する愛情と、拭い去れない罪悪感との間の葛藤の中、ついにその日はやってきた――…!(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.8-2~特集/罪を犯した女たち」の内容と重複しています。ご注意ください)
12歳の出産~ランドセルを背負ったシングルマザー~/スキャンダルまみれな女たちVol.8

パート従業員として働く大沢望(おおさわ・のぞみ/30歳)は、ある日、娘・りお(12歳)からの突然の告白に我を失った。「お母さん、私、赤ちゃんができたの…この子を絶対に産むわ!」…りおは、まだランドセルを背負った小学生だというのに! 相手は隣り町に住む中学2年の男子生徒で、なんと今は少年院に入っていて向こう2年間は出て来られないのだという。しかし、そんな衝撃的な事実を聞かされても、望は一方的にりおを非難することができなかった。なぜなら望自身もまた、高校を卒業した18歳のときに父親のいない子として、りおを産んだという過去があったから――…。親子2代に渡って十代のシングルマザーとなった母と娘の愛の選択とその生きざまを描く、長編ヒューマン・ストーリーの決定版!(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.8-1~特集/許されざる愛」の内容と重複しています。ご注意ください)

母は殺人犯~30年目の愛憎の再会~/スキャンダルまみれな女たちVol.8

専業主婦の中塚真梨子(なかつか・まりこ/41歳)は、やさしい薬剤師の夫とかわいい二人の子供、そして自分を実の娘のように可愛がってくれる姑との5人家族で、平凡だが幸せな暮らしを送っていた。ところがある日突然、M市という縁もゆかりもない土地の福祉事務所から真梨子あてに電話がかかり、「鈴木美江(すずき・みえ)さんという女性が生活保護を求めてきたが、調査であなたが実の娘であることがわかった。あなたのほうで面倒を見てほしい」と要請され、驚愕する。真梨子は4歳のときから施設で育ち、母とはもう30年以上にわたって音信不通の間柄だった。しかもその理由は、母が父を無惨に刺殺したことにあったのだ――…。このことがもし今の家族に知られてしまったら…? 不安と葛藤のなか、いま知られざる母娘の愛の真実が明らかになる!(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.8-1~特集/許されざる愛」の内容と重複しています。ご注意ください)

復讐の整形美女~裏切りの愛の炎に灼かれて~/スキャンダルまみれな女たちVol.8

ある日、荒れた一軒家で孤独に暮らす男・中村悠(なかむら・ゆう)の前に、迷い込んだ猫を探して青木冴子(あおき・さえこ)という女性が現れる。悠は元々カメラマンだったが、妻を失くして以来気力をなくし自堕落な生活を送っていたのが、あれこれと世話を焼いてくれる冴子のおかげで明るさを取り戻し、いつしか彼女のことを愛するようになる。ところが同時に、そんな悠に危害を加えようと何者かが付け狙うようになって…? その正体と目的は一体…!? お互いに暗い過去と錯綜した心情を抱く二人の男女を巡る愛と復讐のダーク・ロマン、いまミステリアスに開幕!(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.8-1~特集/許されざる愛」の内容と重複しています。ご注意ください)

前世の夫はイケメンホスト!?~スピリチュアル不倫の惨劇~/スキャンダルまみれな女たちVol.8

子供のいない専業主婦の伊東美幸(いとう・みゆき/30歳)は、公務員の夫との冷え込んだ夫婦生活に不満を抱いていた。そんなとき、主婦友の亮子から「スピコン」への参加のお誘いを受ける。「スピコン」とはスピリチュアル・コンパ…霊視能力のある鑑定師が、前世で深い縁のあった相手・パートナーを見つけ、時空を超えた再会を楽しめるというもので、いかがわしさ半分・ロマン半分といったイベントだった。興味半分で参加することにした美幸だったが、なんとそこで350年前に自分の夫だったという韓流スター顔負けのイケメン男性・塚田研二(つかだ・けんじ)と出会う。意気投合した二人は後日、二人だけでデートの時間を持つのだが――…?(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.8-1~特集/許されざる愛」の内容と重複しています。ご注意ください)

生保レディーたちの激烈契約競争~不正、枕営業当たり前!~/スキャンダルまみれな女たちVol.8

新人生保レディーとして張り切って丸一生命T支社に勤め始めた岡本綾(おかもと・あや)だったが、3ヶ月たっても芳しい成績が上げられずくすぶっていた。そんなとき、声をかけてきたのがT支社内2大派閥の一つである本田奈津(ほんだ・なつ)派だった。若手の独身セールスレディーたちを束ねる本田派は、対するベテラン営業員中心の川崎靖子(かわさき・やすこ)派との営業成績争いにしのぎを削っていたが、ファイトのある綾のことを取り込もうと接触を図ってきたのだ。こうして綾は、枕営業、偽装・違法契約当たり前、醜く過酷な2大勢力争いの渦中に否応もなく巻き込まれていくのだった――…!(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.8-1~特集/許されざる愛」の内容と重複しています。ご注意ください)

刑務所で母になった女~殺人犯女囚出産秘話~/スキャンダルまみれな女たちVol.8

同居していた男を殺した罪で懲役7年の刑を受けた女、宗田葵(そうだ・あおい)は、幼い息子・賢(まさる)から引き離され、女子刑務所に収監された。賢は以前の夫との間に生まれた子で、葵が殺した男との血縁はなく、それどころか酒に酔った男によって危害を加えられそうになったため、それから守るために葵はやむなく男を手にかけたのだった。一癖も二癖もある女囚ぞろいの女子刑務所の中での生活は一筋縄ではいかなかったが、葵は徐々にその生活に慣れ、粛々と刑に服していった。ところがそんなある日、葵が妊娠7か月であることが発覚する。もちろん、自分が殺した男との間の子だ。この先の人生に絶望感しかない葵は出産を躊躇するが、刑務所内では原則的に堕胎は認められず産むしかない。日々お腹の中で存在感を増していく小さな命に対する愛情と、拭い去れない罪悪感との間の葛藤の中、ついにその日はやってきた――…!(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.8-2~特集/罪を犯した女たち」の内容と重複しています。ご注意ください)

売春婦たちの残酷昭和史~リンチ!凌辱!縄張争い!~/スキャンダルまみれな女たちVol.8

ときは昭和21年(1946年)。太平洋戦争が終結して焼け野原となった街で、少なくない数の女たちは生きていくために街娼(パンパン)となり、自らの肉体を男に売って金を稼いでいた。青木美沙(あおき・みさ/19歳)もそんな中の一人だった。ある日、美沙が街角で客を引いていると、その一帯の街娼グループのリーダーである浅見マキ(22歳)に見とがめられ、稼ぎの3割ものショバ代を要求されるが、マキの恋人である日系2世のジェイク・中村(26歳)のとりなしによって難を逃れることができる。その後、美沙とジェイクは深い関係になるが、そのことを知ったマキは逆上! ギザギザの栓がついたままのビール瓶を美沙の女性器に突っ込むという凄惨なリンチをするに及び、さすがのジェイクもマキに愛想をつかしてしまう。戦後の混迷と狂乱の中で、美沙とジェイクは二人手に手をとってたくましく生きていこうとするのだが――…!?(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.8-2~特集/罪を犯した女たち」の内容と重複しています。ご注意ください)

ゲーム禁止!!~わが子を支配しようとした母だったが…!?~/スキャンダルまみれな女たちVol.8

主婦の中尾美紀(なかお・みき)は、まだ息子の祥(しょう)が幼い生後8カ月の頃、こう心に誓った。「うちの祥には絶対ゲームをやらせない、持たせない!」それは、たまたま行った公園で4人の小学生たちが並んで座り、会話をすることもなく各自黙々とゲームをしているという、なんとも不気味な光景を見てしまったから。その後、祥は母親の言いつけを守り、ゲームにうつつを抜かすことなく健全に(と、美紀は思っていた)成長していくのだが、やはり周囲の環境は祥を放っておいてはくれず…いつしか彼は悪い仲間とともに、とんでもない“ゲーム”に手を染めてしまうようになるのだった……。(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.8-2~特集/罪を犯した女たち」の内容と重複しています。ご注意ください)

愛罪人~赤ん坊をすり替えたシングルマザー~/スキャンダルまみれな女たちVol.8

今現在、小児科医として活躍する小西由香(こにし・ゆか)には、波乱万丈の秘めた人生のドラマがあった。かつて、由香が物心ついたときには父親はもう亡く、産婆として働く母・咲江(さきえ)と二人の母子家庭だったが、暮らしは決して豊かではなかったものの、愛情に満ち足りた幸せな生活だった。しかしある日、由香はふとしたことから思わぬ己の出生の秘密を知ることになる。なんと由香の本当の産みの親は咲江ではなく、その妹の春美(はるみ)だというのだ。春美は不幸にも夫の事故死直後に由香を出産したものの、その心痛と元々体が弱かったこととが重なって亡くなってしまい、一人遺された由香は施設へという話もあったのだが、不憫に思った姉の咲江が自分の娘として引き取ったという経緯であった。しかし意外なことに、それを知った由香にそれほどの衝撃はなかった。実の両親が死んだことはもちろん悲しかったが、一方で養母・咲江の自分に対する愛情の深さを心から実感し、そこに大きな信頼と満足を得ていたからだ。こうして改めて母娘としての絆の固さを確かめる結果となった二人……ところがところが、本当の真実はさらなる驚愕と数奇な運命を孕んだものだった――…!(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.8-2~特集/罪を犯した女たち」の内容と重複しています。ご注意ください)

ハネムーン泥棒~大事な想い出を盗まれた花嫁~/スキャンダルまみれな女たちVol.8

千佐(ちさ)は今まさに、女の幸せ最高潮! 愛するダーリン・久世聖也(くせ・せいや)と、いよいよこれから結婚式を挙げて、3泊4日でグアムへのハネムーンに出かけて…のはずが、急に激しいめまいに襲われ意識喪失、ようやく目覚めてみると、なんとすべてはもう終わってた! 一体なんで!? 私、式もハネムーンも何ひとつ記憶にないよ!? でも、まちがいなくそこにはグアムで写した写真があり、買ってきたお土産があって…そう、式を挙げハネムーンへ行ったのはまちがいなく千佐であり、また同時に千佐ではない別の女だったのだ――! 謎が謎を呼ぶ、男と女の結婚愛憎ミステリー!!(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.8-2~特集/罪を犯した女たち」の内容と重複しています。ご注意ください)

あなたの幸せがねたましい~人形の家に潜む出戻り女の黒い執着~/スキャンダルまみれな女たちVol.8

主婦の矢口優花(やぐち・ゆうか)は、フランス伝統の人形であるビスクドール造りを趣味にしていたが、その作品がコンテストで最優秀賞を受賞したことにより、がぜん世間の注目を集めることになる。ビスクドール造りの才能に加えて、本人の美貌・官庁に勤めるエリートの夫・有名私立進学校に通う娘…など、その誰もが羨むキャラクター性が話題を呼び、マスコミの寵児となった優花は、テレビ出演の機会もどんどん増えていった。そんな折、生徒が増えて手狭になったビスクドール教室の物件探しの相談に訪れた不動産屋で、優花はそこの嫁だという安子という女性と知り合う。優花に心酔する安子は教室の手伝いから家のことまで、公私に渡って優花を補助するようになり、優花のほうもそんな安子のことを心から信頼するようになっていく。しかし実は安子の心中には、優花が思いもしない恐るべき黒い思惑が渦巻いていたのだった…。(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.8-3~特集/女の怖い欲望」の内容と重複しています。ご注意ください)

私はこうしてヤク中主婦になりました/スキャンダルまみれな女たちVol.8

平凡な主婦・半田香也子(はんだ・かやこ)はある日、駅前で見知らぬ外国人から声をかけられ、『やせ薬』だといって無料で怪しげな錠剤を手渡される。とりあえず持ち帰りはしたものの、頭ではそれがろくでもない『麻薬』だと知ってはいた香也子は実際に服用はしなかったが……仕事にかまけて家庭を顧みない夫・久則(ひさのり)への不平不満と浮気疑惑が溜まりに溜まり、藁にもすがるような気分になったあるとき、ついつい例の『やせ薬』を服用してしまう。するとそれは今まで経験したことのない快感と解放感を香也子にもたらした。その後、心臓に痛みを覚えた香也子は恐れをなし、残っていた錠剤をトイレに流してしまい一安心するのだが、時すでに遅し…彼女の脳内にはもう二度と拭い去ることのできない『麻薬』の快感が刻み込まれてしまったあとだった――…。(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.8-3~特集/女の怖い欲望」の内容と重複しています。ご注意ください)

16年間ストーキングされ続けた女~強姦、誘拐、危機一髪!/スキャンダルまみれな女たちVol.8

それは、長沢久美(ながさわ・くみ)が中学3年のときに始まった。見知らぬ男から電話がかかってくると、彼女個人を特定したうえで「いくらでヤラセてくれるんだい?」と売春行為を促してきたのだ。最初はほんの些細なイタズラ電話かと思ったのだが、なんとその後も同じような電話は久美が高校生になるまで、不特定多数の男たちから頻繁にかかってきたのだった。そして高校卒業後、久美が就職したあとそれは『無言電話』という形に姿を変えた。しかもほぼ毎日、彼女が仕事から帰ってきて3分後きっかりにかかってくるのだ。「私、誰かに見張られてるの!?」ますます不安と恐怖に苛まれる久美だったが、その後このストーカー行為はさらに凶悪さを増して彼女に襲いかかってくるようになるのだった。果たして、こうして16年間に渡って彼女をストーキングし続けた、恐るべき犯人の正体とは!?(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.8-3~特集/女の怖い欲望」の内容と重複しています。ご注意ください)

ああ!地獄のDV家庭で育った兄妹のトラウマ人生/スキャンダルまみれな女たちVol.8

ひとり暮らしのOL・藤井さつきのもとに、ある日故郷の病院から連絡が入る。それはさつきの両親がそろって交通事故で即死したという知らせだった。それを聞いたとき、さつきは自分の目から涙が流れたのが不思議だった。あんな両親でも、その死を悲しむ心が自分の中にあるなんて……? 実はさつきは幼い頃から公務員の父からの激しい暴力に苦しめられ、母親はといえばそれをいつも見て見ないふりをしていたという悲しい過去を抱えていたのだ。取り急ぎ故郷へと帰るさつきだったが、久しぶりに訪れた実家には未だ両親の死を知らないままの兄が引きこもっていた。母に溺愛されるままに育った兄はまた、さつきとは違った形で心に傷を負っており、28歳になった今でも満足に独り立ちすることができずにいるのだ。悲しく凄惨な境遇を強いられ、深いトラウマを抱えるこの兄妹の、未来への希望は果たして…?(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.8-3~特集/女の怖い欲望」の内容と重複しています。ご注意ください)

地虫女の復讐~若いバカOLに恋人を奪われて~/スキャンダルまみれな女たちVol.8

デキるベテランOLとして、社内でも要職を任されている江上沙織(えがみ・さおり)には、社内に笹木要一(ささき・よういち)という同僚の恋人がいた。しかし最近、吉田はるなという、若くてカワイイだけが取り柄のアタマからっぽOLがカレにちょっかいを出してくるものだから、気が気ではない。すると案の定、徐々に要一は沙織を遠ざけ、明らかにはるなのほうへ接近していくようになる。このままではいかん! 危機感を抱いた沙織ははるなの自宅を訪ね、脅迫じみた物言いで要一との別れを促すのだが、思わぬ返り討ちにあってしまい――…!?(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.8-3~特集/女の怖い欲望」の内容と重複しています。ご注意ください)