あらすじ

名門、吉岡憲法に挑んだムサシは道場主の吉岡清十郎、その 弟伝七郎を撃破するが、面子を潰された一門から首を狙われる ことに。事態は一乗寺村の下り松で吉岡門下数十人との果し合 いへ展開するのだが、死闘の末なんとか勝利するだった。何か 目に見えぬ大きな力によって、この決死の果し合いから生還で きたことを胸に感じるムサシは、ついに真の剣の道を究めるこ とができるのか!?宝蔵院胤栄との出逢い、宿敵佐々木小次郎と の決闘、五輪の書を書き記すまでのムサシを描く感動の最終巻
ムサシ 五輪の書より 【上】

野望すなわち我欲を心から切り離すことができなければ、い ずれ“邪鬼の剣”へ堕ちる。そう沢庵禅師から忠告されたムサ シは、断食と瞑想によって心を“無”の境地へと導こうとする のだが、弱者が強者の犠牲になるというこの世の現実をある出 来事によって痛感するのだった。そして、たとえ邪鬼の剣であ ろうと武士として勝つ道を選んだムサシは、3年間の厳しい山 篭り修行を終え自らの力を世に問うべく、まずは兵法扶桑第一 の誉れ高い吉岡憲法一門への挑戦状を送りつけるのだった。

ムサシ 五輪の書より 【中】

本書は、『8マン』『月光仮面』『まぼろし探偵』といった 数々の名作を生み出してきた漫画家桑田二郎が、剣聖宮本武蔵 の壮烈な生涯と五輪の書を通し、人間の精神の本質を描いた大 河劇画である。 剣の道、兵法の道で立身出世を夢見る青年ムサシは、その名 を上げるべく、天下分け目の関が原の合戦に豊臣方西軍の一兵 として加わるのだが、西軍は大敗。ムサシ自身も深い傷を負い 生死の境を彷徨っていたところ、戦場を通りかかった旅の僧沢 庵禅師に命を救われるのだった――。恩師そして強者との出逢 いを経て“剣の道”を超えた先にある“精神の道”へ辿りつか んとする若き侍のドラマが幕を開ける!

ムサシ 五輪の書より 【下】

名門、吉岡憲法に挑んだムサシは道場主の吉岡清十郎、その 弟伝七郎を撃破するが、面子を潰された一門から首を狙われる ことに。事態は一乗寺村の下り松で吉岡門下数十人との果し合 いへ展開するのだが、死闘の末なんとか勝利するだった。何か 目に見えぬ大きな力によって、この決死の果し合いから生還で きたことを胸に感じるムサシは、ついに真の剣の道を究めるこ とができるのか!?宝蔵院胤栄との出逢い、宿敵佐々木小次郎と の決闘、五輪の書を書き記すまでのムサシを描く感動の最終巻