あらすじ

3月も近づくある寒い日。犬吉の親父・穴(あな)が風邪(かぜ)をひいて倒れてしまった!!死んだように眠る穴を心配しながらも、家の中が静かになったことを喜ぶ犬吉たち。そして穴が倒れてからというもの、なぜか山野家の人々に次々と幸運が訪れるようになる……。
我が家のささえ(1)

山野犬吉(やまのいぬきち)はガキの頃、頭が悪くてバカと呼ばれた。しかし野球はなかなか上手で神童と呼ばれた。……が、今ではノンプロ鶴亀組のチームに所属しているものの、代打どころか監督のお使いに成り下がっていた。野球以外に能がない犬吉は会社を辞め、妻に代わって家事の一切をすることに!こうして犬吉の前途多難な“専業主夫”生活が始まった!!

我が家のささえ(2)

3月も近づくある寒い日。犬吉の親父・穴(あな)が風邪(かぜ)をひいて倒れてしまった!!死んだように眠る穴を心配しながらも、家の中が静かになったことを喜ぶ犬吉たち。そして穴が倒れてからというもの、なぜか山野家の人々に次々と幸運が訪れるようになる……。

我が家のささえ(3)

山野一家が暮らすマンションの敷地に偶然放火魔が隠した火薬とガソリンに、これまた偶然ギャンブルで負けた山野穴がウサ晴らしで火をつけた紙キレにより人知れず引火し、マンションがあっけなく全焼してしまった!!無一文で焼け出された山野一家は、やむをえず妻・猿子(さるこ)が勤める高校の警備員室に泊めてもらうことになった……。

我が家のささえ(4)

ひょんなことから国教高校野球部の監督になった山野穴と、その一方で母校・八商高校野球部の監督になった犬吉だったが、紆余曲折(うよきょくせつ)あって両校の野球部は廃部になってしまった。責任を感じ落ち込む犬吉のもとにやって来た穴は、実業団チームから監督の誘いが来たと大喜び!その実業団とは、犬吉をクビにした“鶴亀組”だった!!