凝り固まった自分の固定観念を打ち破ってくれる「緑のライオン」と「栗きんとんのパイ」――『泣きたい夜の甘味処』
lomico.jp
『泣きたい夜の甘味処』(中山有香里/KADOKAWA) とある町に、ひっそりとたたずむ一軒の甘味処。熊と鮭が営むこのお店は、夜だけしか営業していない。提供するのは温かいお茶と、甘いもの一品だけ。今夜も、疲れて泣きたい人々がこの店に迷い込む…
とある町に、ひっそりとたたずむ一軒の甘味処。熊と鮭が営むこのお店は、夜だけしか営業していません。提供するのは温かいお茶と、甘いもの一品だけ。今夜も、疲れて泣きたい人々がこの店に迷い込みます。夢をあきらめた夜、愛する人を想う夜、自分のことが嫌いになった夜。―そんな夜は、この店で涙を流してもいいんだよ。主人公たちが知らない、もうひとつの視点から綴った描き下ろし52Pに加え、11のお菓子レシピがついています。もくじ・疲れ果てたビジネスマンと昔ながらのドーナツ・会社を辞めたOLさんといちご大福・落ち込んだ新人さんが干し柿を拾う話・夫を亡くした奥さんと梅酒ゼリー・私だけのパフェ・ギャルとばあちゃんとマフィン・がっちゃんのココアクッキー・心配性なお母さんとバナナケーキ・緑のライオンと栗きんとんのパイ・3人の青春とプリン・夕暮れのチーズケーキ