あらすじ

「お願いっ、もっと激しくして…!」自暴自棄となった幼なじみの晴に、強制発情薬を飲まされて酷い目に遭うところだった花梨。駆けつけた恭平に助けられるが、苦しいほどの発情に煽られて失神するまで求めてしまう。「それでも、晴ともう一度話がしたい」と望む花梨を突き放す晴、殴りかかる恭平。自暴自棄の晴を前に、恭平が呼びつけたのは――!?
うそつきオメガと溺愛アルファ 1

大企業・相沢グループの一人息子の花梨は、実はオメガの大学三年生。これまでの発情期は抑制剤で抑えられていたのに、ある日突然、突発的な発情に襲われてしまう。そんな花梨を助けてくれたのは、相沢グループに匹敵する大企業・東徳グループの嫡男にして若き専務・東徳恭平――二次性別はアルファの男。発情に抗えず、一度だけ恭平と身体を重ねた花梨だったが、後日、恭平から突然告白されて……!?

うそつきオメガと溺愛アルファ 2

「本能のまま発情して、ひたすらアルファの身体を求める」オメガの宿命に翻弄されて、いきなり初体験をしてしまった御曹司・相沢花梨。相手のアルファ御曹司・東徳恭平とは初めて会ったばかりだったのに……。バース性による差別が蔓延る世界を変革するため、オメガをひた隠して努力し続けてきた花梨は混乱して――!?

うそつきオメガと溺愛アルファ 3

「もしかして俺たち、運命の番ってやつかもな」発情の窮地をふたたび救ってくれた東徳恭平の言葉に、動揺を隠せない相沢花梨。ずっと完璧なアルファを装って生きてきたのに…。「オメガのお前が作り上げる社会を、俺も見てみたい」ちょっといじわるだけどオメガの味方をしてくれる恭平に、戸惑いながらも少しずつ心を開いていく花梨は――!?

うそつきオメガと溺愛アルファ 4

東徳恭平とデートを重ねているのに、その後はキス以上を求められないことを不審に思う自分に動揺する相沢花梨。そんなある日、恭平が見るからにアルファと分かる美女とデートしている現場に鉢合わせしてしまう。友人たちにも異変を指摘され励まされた花梨は、自分の気持ちに正直になって「好きで仕方ないんだ」と恭平に直接告白するが――!?

うそつきオメガと溺愛アルファ 5

「恭平のことが好きで仕方ないんだ…っ」ようやく自分の気持ちに正直になって、涙ながらに東徳恭平に告白した相沢花梨。恭平と一緒にいたアルファ美女についての誤解も解けて、晴れて恭平とお互いの想いを深く確かめ合う。ちょっと意地悪だけど優しい恭平とラブラブな庶民デートを楽しんでいたら、幼なじみの晴と偶然再会してしまって――!?

うそつきオメガと溺愛アルファ 6

「花梨、俺と一緒に堕ちてよ」偶然再会した幼なじみの晴。いつも明るい晴の異変により、養護施設から引き取られた家庭で経験した悲しすぎるその過去を知ることに……。唯一の救いだった先生にも裏切られて自暴自棄になった晴を、同じオメガとしてなんとか力づけようとする花梨。しかし、運命の辛さに荒れ狂う晴は花梨にまで牙を剥いてきて――!?

うそつきオメガと溺愛アルファ 7

「適当なアルファに襲われて、花梨に汚れてほしいんだ」オメガゆえの辛い運命に自暴自棄となった幼なじみの晴から、強制発情薬を飲まされて公園に放置された花梨。フェロモンを嗅ぎつけたアルファに見つからないようただ祈るしかない花梨だったが、察知した恭平が危機一髪で駆けつけてくれて――!?「僕はずっと“運命”を否定してた。だけど…」

うそつきオメガと溺愛アルファ 8

「お願いっ、もっと激しくして…!」自暴自棄となった幼なじみの晴に、強制発情薬を飲まされて酷い目に遭うところだった花梨。駆けつけた恭平に助けられるが、苦しいほどの発情に煽られて失神するまで求めてしまう。「それでも、晴ともう一度話がしたい」と望む花梨を突き放す晴、殴りかかる恭平。自暴自棄の晴を前に、恭平が呼びつけたのは――!?

うそつきオメガと溺愛アルファ 9

自暴自棄となった幼なじみの晴に、恭平が引き合わせたのは西馬先生! 「本当は……花梨の顔が見たくて来たんだ」ようやく誤解が解けて花梨に謝罪する晴、友情を再確認できてほっとした花梨。晴と西馬先生を見送った直後に「次のヒートで俺と番になってくれ」と恭平からプロポーズされる。本当なら嬉しいはずなのに、突然すぎて戸惑う花梨は――!?

うそつきオメガと溺愛アルファ 10

「なんでこんなことになってしまったんだろう……」幼なじみの晴との一件でも力になってくれた恭平から「俺と番になってくれ」と言われて嬉しかった花梨。なのに、オメガとしての夢との板挟みがこじれて喧嘩別れしてしまう。急に体調を崩してしまった花梨だが、その原因は例の強制発情薬摂取後のあの夜のせい――!?「僕、……妊娠したみたいだ」