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――愛するわけではない。これは復讐の手段だ。ルヴォー家の令嬢アイディーリアは、政敵であるフォンタナ家の嫡子シルヴィオと惹かれあい、ひそかに愛を育んでいた。だが、ルヴォー家の陰謀によりフォンタナ家は粛清され、シルヴィオも行方不明になってしまう。それから五年、罪の意識に苛まれる彼女の前に、隣国の大公となったシルヴィオが現れる。「おまえに許されるのは、俺の慈悲を乞うことだけだ」愉悦の笑みを浮かべる彼に純潔を奪われたアイディーリアは、それから毎夜、熱い欲望を穿たれて――。復讐を誓う大公×贖罪に囚われた令嬢、引き裂かれた恋人たちは再び惹かれあう――【目次】プロローグ一章 惨劇の日二章 再会がもたらす受難三章 不道徳な蜜月四章 裏切り五章 苦悩と真実六章 疵を癒やすエピローグあとがき