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カルラという新たな同行者を加え、異世界転生者ヒナコと巨人エイリスは巨人の里を目指す。その道中、ヒナコと同じ異世界転生者の少年・タケルと出会う。曰く彼は『死に戻り』のチートを選択して、この世界に転生したのだという。カルラはチートをひけらかすことの危険性を説き、タケルも固唾を飲んで忠告を受け入れるが、その様子を伺う２つの気配があった──。「異世界人が、『勇者』が活躍した時代は、この世界では既に終わりました」お嬢さまと巨人、種族も生まれも違う２人の『大切な人』を捜す、絆結ぶ異世界転生ファンタジー、第２巻。

異世界転生者のヒナコはついに、自分が追い求めていた『お姉さま』であるジュンコと出会う。おもむろにヒナコを強く抱きしめるジュンコ。異世界転生前のジュンコとの記憶が蘇る。その記憶は華々しく、儚く、繊細で──。純粋で、声のない漆黒で塗りつぶされていた。「ありがとうございます。お久しぶりです、お姉さま」お嬢さまと巨人、種族も生まれも違う２人の『大切な人』を捜す、絆結ぶ異世界転生ファンタジー、第３巻。