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「今宵私の伽を務める娘の舞を眺めることに何の不都合がある?」肌の白い異民族の踊り子・シェリにそう言い放ったのは、魔獣の伝説が息づく小国・ファリーダ王国の王子サマドだった。傭兵軍団長である父が、恭順の証として彼女を差し出したのだ。なぐさみに抱かれるつもりのシェリは、逞しい褐色の肌に生まれた時からの白髪を持つ美しい王子に恋してしまう。そして王子もかつて彼女に一目惚れし、妾ではなく妻として迎えようとしている事を知る。王位を巡る陰謀の中、夜ごとに逢瀬を重ねずにはいられないほど、ふたりは愛し合うが……。波瀾万丈の異国幻想譚!!
「今宵私の伽を務める娘の舞を眺めることに何の不都合がある?」肌の白い異民族の踊り子・シェリにそう言い放ったのは、魔獣の伝説が息づく小国・ファリーダ王国の王子サマドだった。傭兵軍団長である父が、恭順の証として彼女を差し出したのだ。なぐさみに抱かれるつもりのシェリは、逞しい褐色の肌に生まれた時からの白髪を持つ美しい王子に恋してしまう。そして王子もかつて彼女に一目惚れし、妾ではなく妻として迎えようとしている事を知る。王位を巡る陰謀の中、夜ごとに逢瀬を重ねずにはいられないほど、ふたりは愛し合うが……。波瀾万丈の異国幻想譚!!