あらすじ

滅びた湘国の王族で、唯一生き残った月心は、エン国太子、煬大牙の計らいでめでたく元服し、伶人として朝に仕えることになった。典楽庁の他の伶人に湘の楽曲を伝授する役目を賜った月心だったが、楽生のうちの一人から度々いやがらせを受けるようになる。日々、傷心していく月心に、大牙は憂慮を抱いていたが…。表題作に、大牙が妃を探す最終話も加えた、切なくも甘い感動の歴史ロマン第三弾、シリーズ完結編!! 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
月と茉莉花

エン国太子の煬大牙は、自国を裏切った国“湘”を滅ぼし、目の見えない湘の第一公子を捕虜にする。その公子は名も無く、湘王である父に廃嫡とされ、存在すら認められず北の離宮に幽閉されていた。それでも潔く覚悟を決め、亡き湘と運命を共にしようとする儚げで美しい公子に、大牙はいつしか心惹かれ始めるのだったが――。切なくも甘い、魂を揺さぶる感動の歴史ロマン。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。

月と茉莉花 ~羞花閉月~

滅びた湘国の王族で、唯一生き残った月心は、エン国太子、煬大牙の庇護のもと、書物の暗誦をする日々を送っていた。父王によって廃嫡された月心に、憐憫の情を感じた大牙は、ある日、彼の元服を行なおうとするが、なぜか拒まれてしまう。理由を問うが頑なに語ろうとしない月心を大牙は責めてしまい――。切なくも甘い感動の歴史ロマン第二弾!! 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。

月と茉莉花 ~月に歩す~

滅びた湘国の王族で、唯一生き残った月心は、エン国太子、煬大牙の計らいでめでたく元服し、伶人として朝に仕えることになった。典楽庁の他の伶人に湘の楽曲を伝授する役目を賜った月心だったが、楽生のうちの一人から度々いやがらせを受けるようになる。日々、傷心していく月心に、大牙は憂慮を抱いていたが…。表題作に、大牙が妃を探す最終話も加えた、切なくも甘い感動の歴史ロマン第三弾、シリーズ完結編!! 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。