あらすじ

資産はあるが偏屈で人嫌いの住人グラント・ムーアと、アパートの隅々に目を配るドアマンのハワード・シュルツ。彼らにはにはそれぞれ「相手の意思を読み取れる能力」と「相手が思っているのとは逆の行動を取らせる能力」があった。同じアパートに住む若者・エリカをカルト集団から救うため、ふたりは半ば強引に手を組むがーー。
ザ・ゲームスターズ 1巻

資産はあるが偏屈で人嫌いの住人グラント・ムーアと、アパートの隅々に目を配るドアマンのハワード・シュルツ。彼らにはにはそれぞれ「相手の意思を読み取れる能力」と「相手が思っているのとは逆の行動を取らせる能力」があった。同じアパートに住む若者・エリカをカルト集団から救うため、ふたりは半ば強引に手を組むがーー。

ザ・ゲームスターズ 2巻

「相手の意思を読み取れる能力」を持った高級アパート住人の富豪・グラント。彼をスカウトした「その意思と逆を選ばせる能力」を持ったドアマン・ハワード。殺人事件の濡れ衣を着せられた探偵・ギャレットをふたりの能力で救ったところ、彼からタッグを組もうと持ち掛けられる。一方、怪しげな男の影がハワードに忍び寄り__。

ザ・ゲームスターズ 3巻

探偵・ギャレットの叔父が巻き込まれた事件を解決したハワードとグラントは、いつも間にかギャレットの仕事の手伝いをするのが恒例になっていた。一方で、怪しげな男から「ハワードがグラントを騙している」と忠告を受けたエマ。ハワードの娘を名乗る謎の女性が現れたことで事態は拗れ、エマの疑惑はさらに深まっていくが__。

ザ・ゲームスターズ 4巻

疑惑が晴れ、お互いの能力を打ち明け合ったハワード、グラント、エマ。エマもギャレットの探偵業を手伝うようになり、奇妙な4人のチームが完成する。そんなある日、ハワードたちのアパートに新たな住人・マルセルがやってくる。さらにはLJと繋がりのある怪しげな男が彼らのまわりをうろつき始め__。

ザ・ゲームスターズ

補い合う能力を持つ渋い初老紳士2人の頭脳戦

ザ・ゲームスターズ オノ・ナツメ
名無し

モーツーで1・2話読みました。なんか要領つかめないな…そういえばなんで1話なのに人物紹介があるんだろう…と思ったら、もともと2021年10月号にプレ新連載として読切が掲載されていたようで、そっちが実質第1話でした。 その実質第1話の読み切りを読んだのですが、これがメチャクチャおもしろい! 性格こそ合わないものの、互いに補完しあう能力を持った初老の男2人のクリミナルサスペンス 資産家のムーアは 「私には人を嫌う自由がある」 と言ってのけ、かつて自らが飼っている犬と遊びたくてシャボン玉を吹きかけてしまった同じ高級アパートに住む幼い少女(その後何度も謝罪に訪れている)を十数年にもわたり邪険にし続けるような筋金入りの偏屈男。 その少女エリカは、ムーアから長年にわたり「ネズミ以下」の態度を取られたことが、心に刺さった最初の大きな棘となり、知らぬ間にカルトに引き込まれてしまう。 そんな彼女の様子に気づいたマンションのドアマン・ハワードは、ムーアがひと財産を築いた真相を握っていることをちらつかせ、そして自らが持つ不思議な能力を用いて2人でエリカを助けることを約束させる。 カルトの拠点に入ってからの戦いぶりやセリフに痺れましたね。 相手の嘘が見抜けるムーア。 相手の意志と逆の行動を強制できるハワード。 おじさん2人が鮮やかに若者たちをお縄にする様は思った以上にかっこよかったです。 1・2話ではアパートで殺人事件が起こるのですが、これもどんなふうに解決してくれるのか楽しみです。