あらすじ

市川夏美(いちかわ・なつみ/33歳)は離婚して、洋裁の仕事をしながら7歳の娘と二人で暮らすシングルマザー。彼女はいま、かつて母と義父と義兄の4人で暮らした、くちなしの花が妖しく咲き誇る忘れがたい家に戻ってきた。かつてこの家で、夏美は母と義父のまぐわう姿を見て初めて男女の営みを知った。そして義父亡きあと、その面影を求めて母は義兄を女として愛し、夏美はそんな狂おしいまでに爛れた空気に堪えきれず家を出たのだ。その母が死に、遺品の整理のために戻ってきた夏美は、久しぶりに再会した義兄・正之(まさゆき)と、お互いにむさぼるように愛しあう。それは“女”として母を越えるために必要な、夏美にとって避けがたい通過儀礼だった――…。世にも淫靡な背徳の慕情がむせび泣く、アダルト愛欲ストーリーの決定版!(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.7-3~特集/不倫の泥沼を逃れて」の内容と重複しています。ご注意ください)
まさか息子が他人の子だったなんて!?~赤ちゃんとり違えの悲劇の果てに~/スキャンダルまみれな女たちVol.7

シングルマザーの池田初美(いけだ・はつみ)は、実母と二人で昔ながらの美容室を経営していた。小5になるひとり息子の潤(じゅん)はワンパクだがまっすぐで明るい少年に育ち、生活は決してラクではないけど、固い家族の絆のもと一生懸命前向きに暮らしていた。ところがそんなある日、青天の霹靂のような衝撃の事実が判明する。なんと潤は初美の実の子ではなく、出産時に同じ病院でとり違えられた他人の子だというのだ! 初美の本当の息子は冬樹(ふゆき)といい、頭はいいが身体の弱い潤とは真逆のような少年だった。そんな冬樹の育ての家は里中家という資産家で、圧倒的な財力と強引さで潤を奪い去っていき、初美は冬樹と暮らすことになるのだが、実はこの二人のとり違え子を巡る騒動の裏には里中家の欲深い財産相続の思惑がうごめいていたのだった――…!(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.7-1~特集/忌まわしき過去の呪縛」の内容と重複しています。ご注意ください)

私が万引きした過去を知る女/スキャンダルまみれな女たちVol.7

今日も張り切って元気にスーパーで働くパート主婦の長瀬朋美(ながせ・ともみ)だったが、いきなりその顔が蒼白になった。原因は来店客の旧姓・上田陽子(うえだ・ようこ)…実は二人は中学のときの同級生で、当時朋美は陽子から陰湿ないじめを受けていたのだ。そのいじめの中には、陽子から強要されて万引きに手を染めたことがあり、朋美としてはいつ自分のその過去が暴露されるかと気が気ではなかったのだ。すると、たびたび店に訪れるようになった陽子は、なんとストレス解消に万引きを実行しようとする。それに気づいてしまった朋美のとった行動とは果たして…?(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.7-1~特集/忌まわしき過去の呪縛」の内容と重複しています。ご注意ください)

腐女子の私がリアルな男に恋したら?/スキャンダルまみれな女たちVol.7

OLの尾上倫子(おがみ・のりこ)は、同僚たちともそつなくつきあえるアラサー女性だったが、周囲には言えない秘密があった。実は高校時代からの筋金入りのBL(ボーイズ・ラブ/男同士の恋愛ドラマ)オタクで、その手の同人誌を読み漁り、ネットでは同好の志たちと語り合うのが何よりも楽しみな、いわゆる腐女子(ふじょし)だったのだ。一方で、青春時代の男女関係にまつわるあるトラウマから現実の恋愛にはなかなか積極的になれないという悶々を抱えていたのだが、ある日、本を物色しに立ち寄った書店で出会った男性店員に思わず心がときめいてしまう。さて、彼女は自らの心の殻を破って、リアルな恋に一歩を踏み出せるのか――…?(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.7-1~特集/忌まわしき過去の呪縛」の内容と重複しています。ご注意ください)

衝撃!多重人格の娘を持ったシングルマザー/スキャンダルまみれな女たちVol.7

看護師の三井絹子(みつい・きぬこ)は、高校生のひとり娘・茜(あかね)を育てるシングルマザーだったが、その茜の言動が最近とみに不可解なものになってきていることが気にかかっていた。平気でウソをつき、楽しげに笑っていたかと思えば急に泣いたり激高したり…挙句の果てには、まるで複数の人格がその身に宿っているかのように支離滅裂なことを言い…これはもしや!? 絹子が危惧したのは離婚した夫のことだった。実は夫は統合失調症にかかり心を病み生活が破綻し、仕方なく別れた末に絹子と茜の眼前で電車に飛び込み自殺をしたという経緯があるのだが、まさかその影響、もしくは血筋が茜にも及んでいるのでは…そう恐れたのだ。日増しに激しさを増していく茜の異常言動に向き合い、恐れ、悲しみ、絶望しながらも、母として娘のためにできることをすべく努め、心身をすり減らしていく絹子だったが…!?(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.7-1~特集/忌まわしき過去の呪縛」の内容と重複しています。ご注意ください)

死んだ夫の親友に愛されています/スキャンダルまみれな女たちVol.7

昔から“幸せな結婚”を夢見て、OL5年目のときに上司のすすめで取引先の大手企業『タカノ』に勤める柚木貴明(ゆうき・たかあき)と見合い結婚した布由子(ふゆこ)。息子の征明(まさあき)も生まれ、親子3人でそれなりに平穏な暮らしを送っていたのだが…不幸は突然やってきた。貴明がくも膜下出血で急死してしまったのだ。夫の健康状態を把握できずに死なせてしまった不出来な嫁に後継ぎである孫・征明は任せられないと姑に詰られ、当然社宅も出なければならなくなった布由子に救いの手を差しのべてきたのは、貴明の大学時代からの友人で、かつ『タカノ』のゆくゆくの後継者である専務の高埜久嗣(たかの・ひさつぐ)だった。実は彼はかねてより友人の妻である布由子に対してひとかたならぬ想いを抱いていたのだ。そんな彼の真意に気づきながらも、立場的には夫を過労死させた経営側である久嗣に対して複雑かつ形容しがたい感情を覚えずにはいられない布由子だったが――…?(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.7-2~特集/夫に裏切られた妻たちのまさかの決断」の内容と重複しています。ご注意ください)

DVモラハラ浮気性夫殺人事件、そのとき妻は?/スキャンダルまみれな女たちVol.7

ハンサムでやさしくてエリート銀行員で…藤村マリの夫・茂樹(しげき)は近所でも評判の“いい夫”として有名だった。ところがその実態は女好きでモラハラ三昧、気に食わないことがあるとマリと娘の恵子(けいこ)に平気で手を上げる最悪男…勤め先の銀行が合併して職場の環境が厳しく激変する前まではこんな人じゃなかったのに…いつか昔の夫に戻ってくれることを信じて耐え忍ぶしかないマリだった。そんなある日、近所のアパートに越してきた戸田由香(とだ・ゆか)という若い女性と同じ生協を通して知り合いになるのだが、実は彼女、茂樹の職場の部下であり愛人だったのだ。果たして、マリに接近してきた彼女の常軌を逸したたくらみとは――…?(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.7-2~特集/夫に裏切られた妻たちのまさかの決断」の内容と重複しています。ご注意ください)

夫が風俗で病気をもらってきました/スキャンダルまみれな女たちVol.7

京香(きょうか)と俊也(としや)はまだ結婚して間もない夫婦だったが、日々生活を共にするうちに結婚前は気づかなかった俊也のだらしなさに嫌悪と怒りを覚え、京香は不満を溜め込んでいた。トイレの便器についたウ○チを始末しない、灰皿からこぼれたタバコの灰もほったらかし…などなど、数え上げたらキリがない。母にそのことを話すと、「そりゃ20年以上も別々の環境で生きてきた人間が急に同居しようっていうんだから、いろいろぶつかって当たり前だよ。ガマンして慣れなさい」というばかり。納得できない京香だったが、ある日、俊也のさらなるとんでも実態が明らかになる。京香がカンジダ膣炎という性器の病気にかかってしまうのだが、どうやら俊也が風俗に行ったことがその元凶らしいのだ。もう絶対に許せない! 離婚よっ! 怒髪天をつく京香だったが――!?(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.7-2~特集/夫に裏切られた妻たちのまさかの決断」の内容と重複しています。ご注意ください)

女ホームレスの愛と悲劇~人ごとじゃない人生の落とし穴~/スキャンダルまみれな女たちVol.7

木下愛子(きのした・あいこ)は役所の生活指導課の相談係に配属され、とある公園の一郭に作られた住民20人強のホームレス村を担当していた。こまめに足を運び、ホームレスたちに自立支援施設に入って更生するよう促して回るのが主な仕事だった。そんな愛子には気になる女性ホームレスが一人いた。神田泉(かんだ・いずみ)といい、まだ若くいくらでもやり直しがききそうなのに、かたくなに今の生活から脱しようとしないのだ。どうやら一筋縄ではいかない複雑な過去があるらしいのだが、決してそれを話してくれようとはしない。しかしある日、その泉の生活に大きな変化が訪れる。謎の一人の少年が泉を慕ってねぐらにやってくるようになり、放っておくこともできずいつしか一緒に暮らすようになったのだ。その少年が、想像を超えた悲しく残酷な生い立ちと運命を背負っているとも知らず――…。(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.7-2~特集/夫に裏切られた妻たちのまさかの決断」の内容と重複しています。ご注意ください)

泥沼不倫OL・由里子、同窓会で見つけた愛の光~夏からの招待状~/スキャンダルまみれな女たちVol.7

島本由里子(しまもと・ゆりこ/24歳)は丸の内の会社に勤めるOLだが、上司の内村課長と不倫関係に堕ちてもう8ヶ月になる。課長のやさしさにほだされて好きになったものの、その女グセの悪い本性を知るに及び、自分の心を見失いつつある今日この頃…そんなときだった、昔6年間住んでいた長野から高校の同窓会の通知が届いたのは。発起人(差出人)の名は新庄鉄平(しんじょう・てっぺい)。当時憎からず思っていた同級生だったが、つまらないことでケンカしたっきり付き合いが疎遠になってしまった相手だった。そして由里子は今、自分が置かれた愛欲泥沼の状況をリセットしようとするがごとく、同窓会に出席するべく長野へ向かう。果たして、彼女は己の進むべき道をみつけ、本当の愛を見つけることができるのだろうか――…?(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.7-3~特集/不倫の泥沼を逃れて」の内容と重複しています。ご注意ください)

家族内不倫~母と義兄と私と~/スキャンダルまみれな女たちVol.7

市川夏美(いちかわ・なつみ/33歳)は離婚して、洋裁の仕事をしながら7歳の娘と二人で暮らすシングルマザー。彼女はいま、かつて母と義父と義兄の4人で暮らした、くちなしの花が妖しく咲き誇る忘れがたい家に戻ってきた。かつてこの家で、夏美は母と義父のまぐわう姿を見て初めて男女の営みを知った。そして義父亡きあと、その面影を求めて母は義兄を女として愛し、夏美はそんな狂おしいまでに爛れた空気に堪えきれず家を出たのだ。その母が死に、遺品の整理のために戻ってきた夏美は、久しぶりに再会した義兄・正之(まさゆき)と、お互いにむさぼるように愛しあう。それは“女”として母を越えるために必要な、夏美にとって避けがたい通過儀礼だった――…。世にも淫靡な背徳の慕情がむせび泣く、アダルト愛欲ストーリーの決定版!(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.7-3~特集/不倫の泥沼を逃れて」の内容と重複しています。ご注意ください)

真夜中の不倫映画館~記憶を失くした人妻の秘密の恋~/スキャンダルまみれな女たちVol.7

今瀬奈美(いませ・なみ)は真夜中、一人で映画館に入り名画『ローマの休日』を観ていた。医師である夫との夫婦仲があまりよろしくなく、滅入った気分を晴らすためにやってきたのだ。するとその隣りの席で人目もはばからず映画に感動して号泣する男が一人。なぜだろう、初めて会った気がしない…奈美が彼に涙を拭くためのハンカチを差し出したのが縁で、二人はそのあとお茶を飲み、夜中の散歩をして、一緒に牛丼の夜食を食べて…それはなぜか無性に楽しい時間だった。しかし実は、彼・牧村浩志(まきむら・ひろし)と奈美の間には並々ならぬ過去のつながりがあったのだ。すべては5年前、奈美が事故で記憶を失くしたことに始まっていた――…。(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.7-3~特集/不倫の泥沼を逃れて」の内容と重複しています。ご注意ください)

二人の子持ち主婦が風俗勤め、不倫の果てに逆ギレ破滅したワケ~/スキャンダルまみれな女たちVol.7

前田裕子(まえだ・ゆうこ)はとことん不幸な女だった。とうに両親を亡くし、唯一の肉親である兄には借金を押しつけられて失踪され…今はDV夫の支配のもと、幼い子供二人を抱えて事務職のOL勤めをしつつ、ランジェリーパブでバイトしながら兄の借金を必死で返済し続ける有様。だが、そんな無限地獄のような日々の中、接待で店にやってきた同じ会社の営業の貴田(きだ)にランパブ勤めしている事実がバレたことから、二人は肉体関係を持つことになる。貴田のほうも性悪で金遣いの荒い妻に苦しめられていたため、裕子との間に虐げられる者同士の共感が芽生え、心が急接近したのだ。それがまさか、さらなる恐ろしい破滅への入口になるとは夢にも思わず……。(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.7-3~特集/不倫の泥沼を逃れて」の内容と重複しています。ご注意ください)

逃げるシングルマザー~犯罪者の元妻といわれて~/スキャンダルまみれな女たちVol.7

それは青天の霹靂だった。呉服店の跡取りである夫に嫁ぎ、中2の娘と小5の息子を持つ主婦・戸田菜穂(とだ・なほ)はある日、夫がパチンコ換金所で強盗事件を起こし逮捕されたことを知らされる。友人の借金の保証人になったはいいものの、その友人に逃げられ借金を肩代わりせざるを得なくなったゆえの犯行ということだが、理由はどうあれ自分たちが犯罪者の家族になってしまったことは間違いない…菜穂は自分と子供たちに弊害が及ぶことを恐れ、離婚を決断する。名字を旧姓に戻し、誰も知らない土地へと移り住んで心機一転、生活をリセットしようとする菜穂一家。しかし、元夫が犯罪者だという忌まわしいレッテルは、しつこく菜穂たちを追いつめてくるのだった……。(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.7-3~特集/不倫の泥沼を逃れて」の内容と重複しています。ご注意ください)