あらすじ

あと一人、5人目のメンバーが足りないまま、ついに尚見との約束の日を迎えたミチたちは、部の発足と尚見の監督就任を賭けた駅伝勝負に挑む。「音無女学館駅伝部のデビュー戦は今日の放課後!最後の一人は……リオをエントリーしといたから」アミが投げかけた言葉に、果たしてリオは動くのか!?そして、彼女たちの懸命な姿に尚見の心は―――夢と仲間を信じ、少女たちは走りだす!
群青(1)

「駅伝でニッポンイチになりたいです!!」幼い頃から憧れ続けたランナー・宇賀神尚見を追って、10年ぶりにケニアから帰国した蓬原道15歳。しかし、尚見は冷たく背を向ける。「あなたが追いかけたランナーは10年前に死んだの」尚見の言葉が意味するものは――!?タスキという名の絆をつなぐ女子高駅伝ストーリー、号砲一発いまスタートの第1巻!

群青(2)

「高校女子駅伝は五区間。1週間で5人集めて。」尚見が出した条件に、はりきって部員集めを始めるミチ。自称青春おちこぼれのタヅコ、ポンコツと呼ばれるアミ、そして、なぜかミチにひどく苛立ちをみせるリオ。「この道を行くと決めたら、まっすぐ前見て走るだけッ!!」ミチの全力疾走は、彼女たちの胸の奥にしまっていた“ある想い”を解き放つことができるのか―――!?

群青(3)

「もう泣いてほしくないから、だから、だから、走る!」中学時代、全国大会に出場していながら、なぜか駅伝に対して激しい恐怖心を示すアミ。その理由を知るために、アミの元チームメイトで駅伝強豪校ハマコーの主力ランナー・伊織が持ち掛けた走りの勝負に挑むミチ。負けたらハマコー陸上部に入ることが条件という中、ミチに思わぬアクシデントが発生し…。途絶えてしまった絆(タスキ)、すれ違う想い――今、少女たちの心の強さが試される!

群青(4)

「届けに来たのは、花坂先生の想い!!」中学時代の陸上部顧問・花坂みなみの死に責任を感じ、走れなくなってしまったアミ。ミチはアミを懸命に救おうとするが、アミは拒絶しリオと共に礼拝堂に立てこもる。一方、タヅコとマユは放送室をジャック!二つの立てこもり事件が巻き起こる音無女学館で聞こえてきたのは、尚見の恩師でもあった花坂みなみの声だった――

群青(5)

あと一人、5人目のメンバーが足りないまま、ついに尚見との約束の日を迎えたミチたちは、部の発足と尚見の監督就任を賭けた駅伝勝負に挑む。「音無女学館駅伝部のデビュー戦は今日の放課後!最後の一人は……リオをエントリーしといたから」アミが投げかけた言葉に、果たしてリオは動くのか!?そして、彼女たちの懸命な姿に尚見の心は―――夢と仲間を信じ、少女たちは走りだす!