身代わりの婚姻 次期侯爵は初心な花嫁を甘く手折る【分冊版】

身代わりの婚姻 次期侯爵は初心な花嫁を甘く手折る【分冊版】

身代わりだとわかっているのに、火照る身体は抑えられず…大正時代。男爵の妾の娘・清乃は、結婚を目前に亡くなった姉の代わりに嫁ぐことになった。相手は格上の侯爵家嫡男・有季。家柄の差があるのは承知の、身分と資産を交換するような政略結婚だ。そのため婚家の誰もが彼女に冷たく、有季も距離をおいていた。しかし健気にふるまい、可憐な容姿と聡明さをもつ清乃に有季は惹かれ、ふたりは少しずつ心を通わせる。そして迎えた初夜。男性の熱い肌と激しい欲望に貫かれ、清乃は甘い余韻に包まれる。幸せを感じていた清乃だったが、暗い影が忍び寄り…!?
今も昔も変わらぬ恋路の闇~時代短編集~

今も昔も変わらぬ恋路の闇~時代短編集~

※この作品は「夜長の雨」「三の君の恋文」「雲の通い路」を収録した合冊版です。重複購入にはご注意ください。時代物マンガの名手・河村恵利が紡ぐ、三篇の切ない恋路! 恋心…それは今も昔も変わらぬ普遍的な感情であり、長く暗い闇に灯るたしかな光明――。配流地の伊豆で、孤独に暮らす源頼朝に差したひと筋の希望と、複雑な兄妹愛(「夜長の雨」)、恋文の字のあまりのヘタさ加減から始まる、男と側近の勘違い恋物語(「三の君の恋文」)、羽衣が破れて天に帰れなくなった天女が、人間のやさしさに触れて、次第に惹かれていく悲哀の恋物語(「雲の通い路」)など、悲喜こもごもの時代恋物語がこの1冊に!
夜長の雨

夜長の雨

時は平安末期。父母を失い、配流地の伊豆で暮らしていた源頼朝(佐殿)。ある日、頼朝に待望の乳兄妹が生まれた。名前はかな女。かな女の存在は、孤独に暮らしていた頼朝に差し込んだ一筋の光だった。そして時は流れて、かな女は頼朝と政子の元で寵愛を受け、立派に成長していた。平和で穏やかな日々を過ごしていたが、そんな折、井戸から水をくみ上げていたかな女の元に、側近の藤九郎からとある報せが届いた。その報せとは、二条殿に仕えないかという京からの誘いだった。いい話ではあるものの、京にいけば頼朝とかな女は離れ離れに暮らすことになる…。寂しさに襲われつつも、かな女の意思を尊重しようとする頼朝だったが――!?
雲の通い路

雲の通い路

人里離れたとある湖――ここでは時折、天から地上にやってきた天女が水浴びをしていた。ある日、天に帰る帰路で、羽衣(領巾)が木の枝に引っかかってしまい、ひとりの天女が取り残されてしまう。しかもその一部始終をみて領巾を拾った男と小競り合いになり、しまいには領巾が破れてしまう! 帰れなくなり途方に暮れる天女だったが、結局その男に一時的に匿ってもらうことになった。その男(八洲丸)を最初は警戒していた天女だが、身を案じて優しくもてなしてくれる八洲丸に次第に心惹かれていく…。そして天女は、しばらくのあいだ地上での生活を送ることになるが――!? 世界各地に点在する「羽衣伝説」をもとにした恋愛時代物語!
三の君の恋文

三の君の恋文

時は平安時代。「才色兼備で高嶺の花だが、気難しい存在」として知られるひとりの女性がいた。彼女の名は三の君。今日も彼女のもとには大量の恋文が届いていた。維高もそんな三の君に恋文を送ったひとりだった。手紙の送り主はいずれも不自然なほどの達筆揃いだが、維高は真心をこめるために、慣れないながらも、なんとか自筆で書きあげたのだった。しかし、そのあまりのヘタさ加減を見かねた側近の笹音は、三の君と称し、維高の手紙に返事を送ることに。事情を知らない維高たちは、三の君からの返事が来たと大騒ぎ! しかし内容は恋文のダメ出しで――!? 白熱していく勘違いの恋模様! 平安貴族たちの純粋な恋愛を描いた物語。
恋はすみれ色

恋はすみれ色

裕福な老婦人のメイドとして暮らすウィルダの平穏は、予期せぬ人物との再会で打ち砕かれた。ダミアン・デモニデス…彼女の秘密を知る億万長者。2年前、歌手だったウィルダはダミアンが滞在していたホテルで有名人の離婚劇に巻きこまれ、いわれない醜聞を書きたてられた。彼が雇い主の息子だなんて…。過去をばらされたら、また仕事を失うかもしれない。怯える彼女にダミアンは、彼が参加するビジネスディナーに恋人のふりをして同席してほしいと告げて?
冬の白いバラ

冬の白いバラ

もう二度とここに戻るつもりはなかったのに…。幼い娘をつれ6年ぶりにロンドンへ戻ったジュディ。空港に迎えに来たのはロバート…かつて結婚を誓うが周囲の反対によりすれ違い、別れた人。「まさか僕の婚約者が兄と恋仲になっていたとはね」彼との別離に傷ついたジュディは彼の亡き兄に助けられ、外国に移住したのだった。再会したロバートの冷たい言葉にもジュディは耐えるしかなかった。あなたは何も知らない。あの頃の私の絶望も下した決断も…今の私の気持ちも。
もう一度キスして

もう一度キスして

母の葬儀の日、ジョアンの前に突然現れた謎めいた男性。ディミトリ・カストロは、ジョアンが幼い頃に生き別れた父の従弟だった。父は病に冒され余命幾ばくもなく、ひと目だけでもジョアンに会いたいと切望しているという。悩みながらもディミトリに誘われ、ジョアンは初めてギリシアの地を踏み、父と涙の再会を果たす。そんななか、婚約者がいる身でありながら、次第にディミトリに心惹かれていくジョアン。しかし彼が、父の美しい後妻と抱きあう姿を見てしまい…。
大坂船場夜話~わらわべ草子~

大坂船場夜話~わらわべ草子~

江戸時代・大坂の子ども3人組が出会う不思議のものがたり。商家で子守として奉公するおてん、丁稚の太吉、跡取りのぼんは、この世に未練を残して亡くなった人間が憑りついている道具や、恐ろしくも慈悲深い神仏の化身など、大人には見えないさまざまな不思議と出会う。その度に、心を痛めたり悩んだりしながらも、力を合わせてたくましく生きていく。河村恵利のライフワークともいうべき時代ミステリー『大坂船場夜話』シリーズをまとめた作品集。
口止めのご褒美は男装乙女とイチャエロです! THE COMIC

口止めのご褒美は男装乙女とイチャエロです! THE COMIC

学園のライバルは男装した女の子!? 二次元ドリーム文庫の人気作が待望のコミカライズ! 学園最強の実力者にして勇者と謳われるケイト。しかし、実は男装した美少女だということを、ライバルであるディノは知ってしまう。ディノは口止めの報酬としてケイトのエッチな奉仕にハマっていくなか、もう一人のライバル、黒髪剣士アキラも男装乙女だったと知ることに。果たして学園生活のゆくえは――!?
まぼろしのローマ

まぼろしのローマ

19歳のとき、グレーシーは旅先のローマで美しい男性マリクと運命的な出会いをはたした。彼の滞在するホテルのスイートで初めての一夜を過ごすが、現れたマリクの祖父に、彼は一国の王子だと告げられグレーシーは低俗な娼婦と追い払われた。初めから遊びのつもりだったのね。忘れようとした矢先、妊娠が発覚し…そして10年後。子育てに励む彼女のもとに、ふたたびマリクが現れた。昔と変わらない優しい笑みに翻弄されるグレーシー。彼のたくらみにも気づかないまま…。
悪い狼を愛したシンデレラ

悪い狼を愛したシンデレラ

会社が買収されて間もなく、ミアは新CEOのアレッサンドロに「僕には君が必要だ」と声をかけられた。その言葉に不覚にもときめいたミアだったが、それは秘書としての能力とその夜に催されるパーティーの同伴者としての言葉に過ぎなかった。ばかね…大企業のCEOが一介の秘書を相手にするわけないじゃない。ところがパーティーのあと、ふたりは情熱のままに、関係を持ってしまったのだ。その後ミアは会社を去った。新しい命を宿しているとも知らずに――。
王と花摘みの花嫁

王と花摘みの花嫁

次期国王の許嫁として、幼い頃から幽閉されるように育ってきたジョハラに突然、婚約解消が言い渡された。もしかして私、自由になれるの? 新しい人生の予感に胸を躍らせるジョハラだが、期待は無残に打ち砕かれた。20年以上行方不明だった本来の次期国王アジムが見つかり、彼に嫁ぐことが新たに決まったと言う。対面したアジムはあまりに冷淡で、ジョハラは青ざめた。自由になりたい…生まれて初めて衝動に身をまかせ、ジョハラは逃げ出してしまうが…?
愛を夢見る家政婦 (単話)

愛を夢見る家政婦 (単話)

シチリア島の大富豪の別荘で家政婦として働くエマのもとに、ある夜、雇い主のラレンツォが予告もなくやってきた。げっそりとやつれ、深く心を悩ませている彼を慰めたい一心で、エマは情熱のままにラレンツォと一夜をともにする。ところが翌朝、警官たちに突然踏み込まれ、彼女は凍りついた。連行された彼は、やがて重い判決を受ける――。その時、すでにエマのおなかには彼の子どもが宿っていた。この子が父親と会うことは叶わない。そう思っていたのに……!?
あなただけに言う秘密 (単話)

あなただけに言う秘密 (単話)

ギリシア大富豪のひとり娘アルテアは、その美貌でタブロイド紙をにぎわしている。しかし、心の奥底に誰にも伝えられない秘密をもっていた。そんなある日、パーティーで力強い自信にあふれた男性ディモスと知りあう。彼もどうせ私の表面しか見ずに去っていくのよ。そう思っていた彼女にディモスは強引に近づき、彼女の父親と結託して契約結婚を迫ってくる。愛のない結婚なんて好都合だと思っていたが、彼にふれられると肌が熱く燃え、心がむきだしにされるようで…!?
明日なき二人でも (単話)

明日なき二人でも (単話)

ゾーイは大富豪オスカーの娘として優雅に暮らしてきたが、自分がオスカーの実子でないと知ったときその世界は崩壊した。「バルフォア家の娘」という肩書き以外の自分の価値を見いだせず、夜な夜なパーティーに溺れるゾーイ。そんな時に出会ったのが、賑やかな会場のなかでひとり陰りをたたえるマックスだった。夢のような一夜をすごしたあと、マックスはゾーイに言い放った。「帰ってくれ。2度と会いたくない」はたしてふたりの恋は? 心に傷をもつふたりの、愛と再生の物語。
七日だけの恋人 (単話)

七日だけの恋人 (単話)

男爵の娘であるエラリーは、父親が遺した屋敷を維持するため改装し、宿にしていた。だけどこの週末は嫌悪感で気分が悪い。原因は、宿泊している大富豪でハンサムなラレンツ。彼は恋人らしき連れの女性をいとも冷淡にあしらい、あろうことかエラリーに誘いをかけてくるのだ。女性を軽々しく扱う姿は、まるで愛人と二重生活を送っていた不誠実な父のよう。父のせいで私は決して誰も愛さないと心に誓っている。ところがラレンツのある提案にエラリーの心は大きく揺れ…。
大富豪と置き去りの花嫁

大富豪と置き去りの花嫁

貧しいウエイトレスだったデイジーは、偶然出会った大富豪のマッテオと契約結婚をした。彼が余命わずかな祖父から会社の経営権を得るための、莫大な報酬と引き換えに提案された結婚だった。2年という約束のはずが、3年もの間ギリシアの小さな町に置き去りにされている。デイジーにはもう限界だった。離婚を切り出した彼女に、マッテオは思いがけない提案をしてきた。「夫婦関係を本物にしよう」いままで私に見向きもしなかった人が、いったい何を言うの――?
失った愛の数より

失った愛の数より

パリで美術専門の鑑定士をしているグレースに、大富豪ハリスから依頼が舞いこんだ。彼の父が遺した美術コレクションを鑑定してほしいということだけれど…彼の父は悪徳事業家として恐れられていた人物。莫大なコレクションを鑑定するのは興奮するけれど、盗品もあるかもしれない。不安に駆られながらハリスに会いに行くグレース。ところが実際の彼は息をのむほどハンサムで優しい人だった。もう二度と男性に心を許すわけにはいかないのに…彼の魅力に抗えなくて!?
ストアに行く
本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
この作品のお気に入り度は?
星をタップしてお気に入り度を入力しましょう
メモ(非公開)
以下のボタンから感想を入力することができます(別ウィンドウが開きます)
感想を投稿
完了する
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい