あらすじ25歳、ネイリスト。推しはミッシェル事務所の頼人くん。ライブで推しの写真を撮ることが私の生きがい。盗撮は犯罪? でも、写真をSNSに上げれば「いいね!」の嵐でファンの子たちは喜んでくれる。私は運営に代わってプロモーションしてあげてるんだ。頼人くんためなら手段は選ばない。だって、推しは私のファインダーの中で輝くんだから ーーそう私の中で。それは推しへの献身か、許されざる犯罪か? 倫理感が崩壊するアイドルサスペンス!!
推しが辞めた。 生活はすべて推しを推すために生きていたのに、推しがいなければあれもこれもそれも不要…。 きらめいていた毎日が、一夜にして無に変わる。 「推しが辞めた」の一文のあとに起こる展開が怒涛。 主人公のみやびが見つけた推し活のかわりは、辞めた真相を追うこと。 自分にはそこまでして追いかける熱意のあるものがないから、読んでいて、人生そんなに景色が変わって見えるのかと衝撃を受けた。 ストーリーは予想外の展開が続き、彼女たちの推しが出ているのに漫画を読んでいるほうは心休まらず、推しが出てくるとまた不穏な展開かと気になってしまい‥。 推しが出ているのに癒やされない不思議な状況が生まれる。 漫画としてはおもしろいと思う。 ただ、本作では推し活仲間たちも、お昼の仕事だけでは推しを推しきれないレベルまで推そうとしているせいで、「明日、私は誰かのカノジョ」の推し活版みたいに思えてくる。 推し活がすごくリアルだったから、極振りした人たちだけでなく、もう少し普通に推している人たち(&去っていく人たち)の漫画も読んでみたいなあとも思った。 あと、三次元だけでなく、二次元も!