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【ちょっと…その笑顔は反則だろ…】居心地のいい空間で、美味しい酒と料理を提供する人気のカフェバー・FJORD（フィヨルド）。店長の九重ナツメは、後輩の李一とその恋人・薫が付き合うきっかけを作ったキューピットだった。ストレートに片思いする辛さを知っているからこそ、李一を焚きつけたことに責任を感じていたが、幸せなふたりを見ていると純粋に嬉しく思えた。そして自分はと言えば色々あって恋愛から遠ざかっていたが、薫宅を訪れていた李一の兄ラーシュが連れていた部下・樫 雅慶との出会いが九重の日々を一変させる！不器用リーマン×世話好きカフェ店主のじれ恋。『君、シヲレルコト勿レ』スピンオフ！
【あの笑顔が見られなくなるのは…少し残念だな】久しぶりの休みに昔なじみの店で寛いでいた九重は、元セフレ・藤と再会する。やり目で迫ってくる藤を軽くあしらい店を出たものの、信号待ちしている間に追いかけてきた。公衆の面前でしつこくホテルに誘ってくるデリカシーのなさに嘆息しながら、追いすがる手を振りほどこうとしたとき隣の人にぶつかってしまう。慌てて謝罪するが、驚いた表情でそこに立っていたのはレアな笑顔がちょっと気になる男、樫だった。不器用リーマン×世話好きカフェ店主のじれ恋。『君、シヲレルコト勿レ』スピンオフ第2巻！
【あ、照れてる？いやいやまさか…】突然の樫の提案でキャンプに出掛けることになった超インドア派の九重。休みを合わせえて車も道具も全部用意してくれるという至れり尽くせりさで、思いのほか楽しめていた。普段カッチリスーツで無表情な樫が見せる普段とは違ったラフさや表情も新鮮で、焚き火を囲みながらふたりの距離は少しずつ縮まっていく。不器用リーマン×世話好きカフェ店主のじれ恋。『君、シヲレルコト勿レ』スピンオフ第3巻！
【今ならまだ引き返せる…】樫の新たな一面が発掘できて楽しかったキャンプのあと、プライベートな連絡先を交換した九重。早速、明後日店に行くと連絡が入る。だが、来ると予告していた日、閉店時間になっても樫は現れなかった。ドタキャンされたことよりも「それに結構ショックを受けている自分」に驚く。気持ちがざわつくことに予感めいたものを感じる九重。翌日、樫から「風邪をこじらせた」と連絡が入って!? 不器用リーマン×世話好きカフェ店主のじれ恋。『君、シヲレルコト勿レ』スピンオフ第4巻！
【優しいのは…九重さんだよな】樫に惹かれ始めている事実を突き付けられた九重は、考えないようにするため荒れていた頃に通っていた店へ足を運ぶ。思考を閉じるようにグラスを傾けていると、元セフレの藤に出くわす。「ナツメはナツメがしんどい時にしか俺の前に現れない」ズルい奴だとこぼしながらも気遣う素振りを見せる藤。だが、警戒していなかったことを後悔する展開が待っていた…！不器用リーマン×世話好きカフェ店主のじれ恋。『君、シヲレルコト勿レ』スピンオフ第5話！
【視線が…熱い――…】元セフレの藤がした“悪戯”によって、意識が朦朧としていた九重。彼をようやく見つけ出した樫は介抱するため手近なホテルへと運びこむ。なぜか自分が現れたことを「都合がいい夢」と言い、未だ意識が混濁した九重に、これはチャンスではと彼を知るため対話を試みるが、穏やかだった筈の時間はあらぬ方向へ転がり始める――…！不器用リーマン×世話好きカフェ店主のじれ恋。『君、シヲレルコト勿レ』スピンオフ第6話！
【超堅物のお前が流されるくらい極上の人に出会ったんだな】自分の気持ちも不確かなまま、九重と関係を持ってしまった樫。傷つけてしまったであろうことや自らの不誠実さに悶々と悩んでいたが、連絡もつかない。職場で盛大にため息をついていると、気にかけたラーシュが飲みに行こうと誘ってきて…？不器用リーマン×世話好きカフェ店主のじれ恋。『君、シヲレルコト勿レ』スピンオフ第7話！
【俺の涙腺おかしくなったのかもしれない…】ラーシュを筆頭に多くの仲間たちから背中を押され、九重と向き合うことを決めた樫。一方、九重は自分から身を引いたにもかかわらず、樫への想いを断ち切れないでいた。そんな中、パティシエである尚から貸し切りパーティーの依頼を受けて…？不器用リーマン×世話好きカフェ店主のじれ恋。『君、シヲレルコト勿レ』スピンオフ。秋空に笑顔の花咲く、感動の最終回！
