あらすじ
あなたと出逢って、褪せた世界が色づき始める。電子書籍だけのコミック全編フルカラー収録!“蟲蠢く星”―――。荒廃した惑星「リリテア」の異名である。蟲と呼ばれる生態系が跋扈する荒野で、二人は出逢った。互いに魅かれるたび、カラダの内側から溢れ出る違和感。傷つけたくなくても本能が告げるのだ。「殺せ」と。
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あなたと出逢って、褪せた世界が色づき始める。電子書籍だけのコミック全編フルカラー収録!“蟲蠢く星”―――。荒廃した惑星「リリテア」の異名である。蟲と呼ばれる生態系が跋扈する荒野で、二人は出逢った。互いに魅かれるたび、カラダの内側から溢れ出る違和感。傷つけたくなくても本能が告げるのだ。「殺せ」と。
あなたと出逢って、褪せた世界が色づき始める。電子書籍だけのコミック全編フルカラー収録!“蟲蠢く星”―――。荒廃した惑星「リリテア」の異名である。蟲と呼ばれる生態系が跋扈する荒野で、二人は出逢った。互いに魅かれるたび、カラダの内側から溢れ出る違和感。傷つけたくなくても本能が告げるのだ。「殺せ」と。
赤土色の画面が続く。乾燥し荒廃した惑星は、機械の体の蟲が蠢く所。 対立する人型の「蜂」と「蟻」の種族。逃走中の蟻の少女は、群れから離れて暮らす蜂の女性と出会う。本質的に争うはずの二人が、身を寄せ合って暮らす物語は、厳しさの中に次第に優しさを増し、しかし何処か打ち解け切れない「種族の壁」……という関係性がどうなるのか気掛かりだ。 蟻の少女の「強くなりたい」という願いが蜂の女性の頑なな心を開き、孤独を慰める。蟻の少女の成長と、蜂の女性の忘却された過去はこの先の物語の広がりを予感させる。 コミックDAYS連載の本作。元々モノクロでの掲載だったのでモノクロ版でも楽しめるが、カラー版は荒廃した世界観と、そこでふと現れる鮮やかさな差し色に心奪われる。