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禍目羅鳥（カメラちょう）が町を監視し、鬼属（キゾク）が支配する城下で悲人（ヒト）の少年タカは、「裸身剣」を繰るライアが難癖をつけてきた悲人を斬るのを目撃する。悲人同士の斬り合いを禁じた城下の治安を守るべく巡回にきた鬼械兵は、伝説の剣法「超次元流」の使い手である鋼機士ザンガーとまみえる。企画から作品発表まで20年の歳月をかけたという『機神』が電子書籍でいよいよ登場!!
魔法使い（ジャガード）バクラによって連れ去られたライアを救うべく、ザンガーは機馬（キバ）シンバを駆り、敵の拠点へと向かう。拠点内にはバクラの仕掛けた罠が張り巡らされていた。死悲人（シビト）戦士との激闘を経て、ザンガーは改造手術直前のライアのもとに辿り着く。
バルギア王国の首都・アンバーでは、最強の機士軍団を作るべく、残酷王バギ・バルゴドフ・ノブナガが御前試合を行っていた。囚人として捕らえられたライアは、囚人からの解放をかけて悲人（ヒト）や機士（キシ）と刃を交える。ライアの後を追うザンガーも御前試合に参戦し、魔導士との戦いに身を投じる。
ザンガーの協力もあって、御前試合で3勝したライアは囚人から解放される。御前試合を通してライアと友情を育んだターナも3勝目をかけて、見えない太刀筋を繰る鋼機士フレイに対峙する。一方、ザンガーは御前試合に送り込まれた殺し屋ガラダ・K・セブンと激闘を繰り広げる。そして闘技場から解放されたライアには新たな魔の手が迫っていた。
バルギア国の残酷王バギ・バルゴドフ・ノブナガに捕らえられ磔にされたザンガーを救うべく、ライアはプリンセス・ナーシャの協力のもと裸身剣軍団として刑場に乗り込む。ザンガーの刑場に駆け付けたフレイはゴルバン王国の第三王子であることを明かし、古代戦者（センシャ）軍団をはじめとした大軍を率いてバルギア王国に侵攻を開始。本格的な戦争を前に、フレイから共に戦うことを求められるザンガーとライアだったが……。この世界の成り立ちや魔導士と呼ばれる機械人の謎が明かされる最終巻。
