あらすじ

ザバイカル共和国の大統領アルクス二スは重大な機密を抱えて函館に逃げたアナスタシアを奪還しようと軍を派遣、日本政府黙認のうちにザバイカル艦隊が函館に迫る。アラハバキ党頭領となった荒脇卓馬はアナスタシアを守るため、ザバイカル共和国と日本政府を敵に回して戦うことを決意した。しかし激しい戦闘の末、アナスタシアは連れ去られ、アラハバキはテロリストとして国外追放になってしまった……。
韃靼タイフーン(1)

200X年、北海道・函館。ロシアのタンカーが事故で爆発炎上、積み荷から猛毒ガスが発生した。住民には避難勧告が出され、街はパニックに陥った。非常事態下、主人公・荒脇卓馬は幼なじみのヒデコと一緒に入った廃船の中で、ロシア人の美少女に出会う。しかしその少女を狙う武装した謎の覆面軍団に卓馬は襲われてしまう。訳が分からないまま卓馬はロシアや自衛隊、さらにはやくざまでかかわる事件に巻き込まれていく……。

韃靼タイフーン(2)

ザバイカル共和国の大統領アルクス二スは重大な機密を抱えて函館に逃げたアナスタシアを奪還しようと軍を派遣、日本政府黙認のうちにザバイカル艦隊が函館に迫る。アラハバキ党頭領となった荒脇卓馬はアナスタシアを守るため、ザバイカル共和国と日本政府を敵に回して戦うことを決意した。しかし激しい戦闘の末、アナスタシアは連れ去られ、アラハバキはテロリストとして国外追放になってしまった……。

韃靼タイフーン(3)

卓馬会いたさに内戦状態にあるロシアにジャーナリストとして訪れたデコ。取材でやって来たウスチ・アカンで卓馬を見つけたデコは、その後を追って廃坑に入るが、そこは韃靼騎兵隊の本拠地であり、さらなる秘密が隠されていた。卓馬たちが命がけで守るもの、それは一瞬にしてアメリカ全土をも壊滅させられるほどの核兵器を積みこんだ超兵器『タイフーン』だった。ロシア、アメリカ、卓馬らの戦いはデコたちを巻き込み、最後の決戦の時を迎える……。