あらすじ

高校時代の先輩、上杉への思いを引きずっているカスミだが、彼女が気に入った深夜営業の喫茶店で店員をしている宮古の片思いは、もっと根深いものだった。宮古の気持ちを利用するかのような人妻・八千代。彼女の夫と初めて相対した宮古は、彼から自分がなんとも思われていないことを知り、自分の立場を思い知らされる。しかし片想いをやめられない宮古。そんな中、店にある女性客が現れて――。
真夜中にコーヒー 1巻

高校時代から続く、上杉先輩への密かな片思い。相手に彼女ができたって、彼が幸せならそれで満足、なはずだった――。大学に入学し、まだ先輩への想いは途切れないけれど、でも、時々突き放されたような気持ちになるのは何故だろう。そんなある日、カスミはちょっと感じの悪い喫茶店の店員、宮古に会う。彼はカスミと同じ大学の上級生で、どうやらカスミと同じように、ある女性に対して叶わぬ思いをずっと抱いているようで…。「好きってだけで、十分」。他人からは理解されなかったお互いの「片思い」を分かち合って、共感していく二人。でも、それぞれが抱く思いの、微妙な違いに気づく時が来て――。こじらせきった片思いを抱える二人が、真夜中の喫茶店で出会って始まる、静かで切ないラブストーリー、開幕。

真夜中にコーヒー 2巻

高校時代の先輩、上杉への思いを引きずっているカスミだが、彼女が気に入った深夜営業の喫茶店で店員をしている宮古の片思いは、もっと根深いものだった。宮古の気持ちを利用するかのような人妻・八千代。彼女の夫と初めて相対した宮古は、彼から自分がなんとも思われていないことを知り、自分の立場を思い知らされる。しかし片想いをやめられない宮古。そんな中、店にある女性客が現れて――。

真夜中にコーヒー 3巻

宮古の八千代への片思いに不健全さを感じ、それをついに口出ししてしまったカスミ。宮古に「浪川さんには関係ない」と拒絶され、それ以来、喫茶店「オアシス」から足が遠のいてしまっていた。夏休み、お祭り会場で久々に2人は再会して…? 自分の恋心に気が付くカスミ、八千代への思いが抑えきれなくなる宮古――それぞれが選ぶ道とは? 真夜中の喫茶店で繰り広げられる、静かで切ないラブストーリー、ついに完結。