The Grim Reaper 2巻
情事の最中、突如女は異形へと変貌した!逃げ出した男に薄い笑みを浮かべたのはラスト…パンドラの箱から出でし七つのシン(原罪)の1人である。と、次の瞬間苦悶の声を上げた彼女。背後から大振りの剣が胸へと貫いているのが見える。不死身であるはずの彼女の意識はそこで途切れた。マンフレッドと愛馬のスモーキーはいつものように闇のエネルギーを調査していた。そこに現れたアズラエルはマンフレッドにこう告げる。「ラストが殺された。犯人を突き止めなければ不死者達の怒りを招く」 初の女性大統領候補であるホープの前に、マンフレッドが現れる。実はホープもパンドラの箱から出てきた存在だったのだ。ホープは彼にプロメテウスの剣によりラストが殺された事を伝え、そこから調べる事を提案する。剣は黄泉の国でパンドラによって管理されていた。マンフレッドはパンドラから、剣を持ち出したのはホープとその仲間である事を知らされる。ホープにそれを問いただした彼は、彼女に従うレイジ(憤怒)の存在と、レイジが何を今求めているのかを知らされる事となった。レイジは元マンフレッドの家族であったが、かつてグリーフ(悲痛)と起こした事件の罰で異界に落とされてた事を恨んでいたのだ。マンフレッドの家に乗り込んだレイジはテミス、ペルセスと争いになり、スティクスもそれに巻き込まれた。そこにマンフレッドが駆け付ける! あくまでも人類のために行動すると述べるホープに、マンフレッドは「次はない」と警告する。そして不死者と人類との争いを未然に防ぐべく、ラストを取り戻すために黄泉の国へと旅立った。様々な悪魔たちが道を阻む…彼らにとってマンフレッドはラストの仇なのであった。相棒のスモーキーと共に広大な黄泉の国を探す彼らは、ついにラストを見つけ出す事となる。
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