どんな終わりも愛おしい、ほのぼのセンチな終末葬送紀行。神様のヨミとメイドロボのミコは終わりを迎えた世界を弔うべく“いくつもの”終末世界を渡る。人々の営みの痕を辿り、二人が行き着く先は…。
”いくつもの”終末世界を弔い渡る、神様のヨミとメイドロボのミコ。しかし、いつしかヨミは数々の弔いを求める声に苛まれるようになり・・・。発光性の生き物が住む地底の終末、人の娯楽のため争い続けるロボたちの終末、幾多もの神を祀っていた終末、そして二人は全ての終わりが始まった、死後の国・常世へ――。どんな終わりも愛おしい。ほのぼのセンチな終末葬送紀行、希望の最終巻。
n番煎じ感を感じてしまった…。
少なくとも4話までは、登場人物はたったふたり。(4話にはへんな白いロボットのようなのは出てくるけど) それぞれ違う理由で滅びてしまった世界をそこに見合った方法で弔いながら渡り歩いてゆく物語です。ミコは世界が滅びたときに、たったひとり残された神・ヨモツカミで、ミコはヨミが拾ったメイドロボット。ヨミはロボットだけどかなり人間ぽいので、少女がふたりで終末世界を旅しているようでもあります。 それぞれの街には、滅びる前の人間の生活の痕跡が残っていて、どのように生きてどのように死んでいったのかがうっすら想像できるところが読んでいて切ない。と同時に、次はどんな終末世界に行くのかが楽しみで読み続けてしまう!
n番煎じ感を感じてしまった…。