あらすじ

過去に《狼女》と呼ばれていた女子高生・蘇芳麻綾はいつもどおりの日常を送っていた。もう非日常は欲しがらない…そう決めていた麻綾だったが、突如《赤ずきん》と《狼》の戦いに巻き込まれてしまう。麻綾の口角は上がっていた。「策はある。手段もある。それなのにここで終わりなんて、そんなもったいないこと私が、許さない。」狼が恋するダークメルヘンアクション、開演。
恋する狼とミルフィーユ1
過去に《狼女》と呼ばれていた女子高生・蘇芳麻綾はいつもどおりの日常を送っていた。もう非日常は欲しがらない…そう決めていた麻綾だったが、突如《赤ずきん》と《狼》の戦いに巻き込まれてしまう。麻綾の口角は上がっていた。「策はある。手段もある。それなのにここで終わりなんて、そんなもったいないこと私が、許さない。」狼が恋するダークメルヘンアクション、開演。
恋する狼とミルフィーユ2
突然の《狼》の襲撃に応戦するアカネは、麻綾の《赤ずきん》の力の助けもあり、無力化に成功する。しかし、次の瞬間感じたのは、今までの《狼》とは全く違う気配だった。その《狼》の姿を見た途端、アカネの顔が酷く歪む。《天狼星姫》――それはアカネの両親の仇でもあった。「これまで見てきたどの《狼》ともぜんぜん違う。――あれは、危険(ヤバ)い。」狼が恋するダークメルヘンアクション、第2巻。
恋する狼とミルフィーユ3
『エミリア』を害されて激高する《天狼星姫》。彼女は《鋏》を展開する。それは暗に《赤ずきん》を喰ったという証明にもなってしまった。激高した《天狼星姫》に切り裂かれるアカネ、ガーネット、そしてアンジェリカ……。とどめを刺される寸前、麻綾はアカネをとっさにかばう。麻綾は《天狼星姫》に言い放つ。「私は、あなたと一緒には生きられない!」狼が恋するダークメルヘンアクション、第3巻。
恋する狼とミルフィーユ4
自身の中に《狼》が眠っているという事実を知った麻綾は、その《お姉ちゃん》を迎えにきたハティと衝突する。アカネ、アンジェリカ、ヘルガの参戦によりハティを追いつめた麻綾。しかし、ハティは鳴らしたのだ。目覚ましの鐘を。『とても……不愉快だ』そこには麻綾だった、一人の《狼》が立っていた――。狼が恋するダークメルヘンアクション、最終巻。
虚ろなるレガリア

虚ろなるレガリア

日本人が死に絶え崩壊した日本で『回収屋』として孤独な日々を過ごしている少年・ヤヒロ。今日も回収屋としての仕事を終え、途中『魍獣』という異形に臓物をえぐられながらも、“無事に”寝床にたどり着く。しかし、その日は予期せぬ来客があった。美術商を名乗る双子の少女、ジュリとロゼ。2人はヤヒロにある依頼を持ちかけるのだった――。「クソ……今日はどうなってんだ。いきなり出てきた変な女たちに振り回されるわ、1日で2度もハラワタかき回されるわ、『なぜなにわおん』の回答も聞きそびれたしよ。まったく──最悪の日だ!!」龍と龍殺し。相反する2人が紡ぐ血と絆の新たな物語、第1巻。