肉欲奴隷少女の復讐の炎、呪殺の願かけに励む女の過去、我が子の首を刎ねた母の狂乱……目をそむけてはいけない。ここに描かれているのは人間の本性そのものなのだから。
画狂人の哀しい運命、夜の世界で生きる男ホステス、金持ちの未亡人と少年の性愛……様々な人生模様を華麗な絵で綴り、劇画家である以上に画家であることを証明した上村一夫の珠玉作品集。