あらすじ

朝日新聞の連載でお馴染み、ののちゃんでもっともキャラの立っていた人物とは、小学校教員「藤原先生」。いい加減さが人気の秘訣。推理小説作家となった後半の話も必読物。彼女の魅力満載の第一弾ついに登場。
女には向かない職業
朝日新聞の連載でお馴染み、ののちゃんでもっともキャラの立っていた人物とは、小学校教員「藤原先生」。いい加減さが人気の秘訣。推理小説作家となった後半の話も必読物。彼女の魅力満載の第一弾ついに登場。
試し読み
女には向かない職業 2 なんとかなるわよ
朝日新聞の連載でお馴染み、ののちゃんの担任、藤原先生。いい加減だが、なぜか人気者の彼女は高校時代、ソフトボール部の選手だった、という前歴が明かされる待望の第二弾。
試し読み
ののちゃん

ののちゃん

1999年公開のスタジオジブリのアニメ映画「ホーホケキョ となりの山田くん」の原作マンガ「となりの山田くん」の続編。朝日新聞1997年4月1日から1999年1月31日掲載分を収録。
試し読み
COMICAL MYSTERY TOURコミカル・ミステリー・ツアー

COMICAL MYSTERY TOURコミカル・ミステリー・ツアー

ベーカー街221Bに医師ワトスン博士と住み、バイオリンを弾き、コカインを吸入し、化学実験に現(うつつ)を抜かすシャーロック・ホームズ。彼のもとに持ち込まれる難事件、怪事件の数々――「赤髪連盟」など、《聖典》に扱われたもの、語られざる物語を素材にしたミステリ・スピリッツ溢れるこの4コマ・マンガ集成は、いしいマンガの神髄である。書き下ろしを含むファン待望の一冊。
試し読み
文豪春秋

文豪春秋

文壇の長老、広岡達三センセーが引っ越してきた鎌倉の借家には、どこか憎めないお手伝いさんが付いていた!かくして、頑固者の老作家と陽気なお手伝い、それに担当編集者の安田クン、推理作家の田淵コースケ氏などなど、多彩な人物がドタバタ騒ぎを巻き起こす!天才いしいひさいちが贈る、抱腹絶倒の業界内暴露マンガ。
試し読み
ほんの本棚

ほんの本棚

文壇の長老広岡達三、推理作家タブチコースケ、新進作家藤原ひとみと、広岡先生のお手伝いさん(!!)が書評パートを担当、それに漫画界のハグレ鳥いしいひさいちが書評四コマ(ないし二コマ)を付した異色の書評まんが集。さらに、しおりをテーマにしたものや、新任編集者しおりさんの四コマなど、新境地の文壇暴露まんが!
試し読み
となりの山田くん

となりの山田くん

平成3年10月10日より9年3月31日まで五年半、1935回にわたって朝日新聞朝刊に連載され、スタジオ・ジブリによりアニメ映画化(「ホーホケキョとなりの山田くん」)もされた国民的(!?)4コマ漫画全作品を半年分ずつ1巻にした文庫版全集。各巻末に「ワイはアサシオや」「がんばれ!!タブチくん!!」など往年の名作のオマケ頁付き。
鏡の国の戦争

鏡の国の戦争

ケガ人が異常に多い野戦病院は、ケンカで勝った者がベッドを使うことになっているとか…。戦争がバカバカしくなった両軍が一緒に降伏。いったい勝ち負けは…。クロロホルムを嗅がせようと敵に近づくが、ついクシャミが出そうになり、クロロホルムが染み込んだハンカチを…。一人の歩哨を倒すのに人数と時間をかけ、大満足の小隊…。
女には向かない職業
朝日新聞連載『ののちゃん』のスピンアウト作品
女には向かない職業 いしいひさいち
名無し
いしいひさいち先生といえば、『となりの山田くん』や『ののちゃん』を描いた、押しも押されね四コマ漫画界の大看板。新聞4コマで見かけることが多いので、「ほんわかする作品ばかり描いているのだな」と思われていると思いますが、それは誤解です。時事問題から哲学者4コマまで、ハイブロウ向けな作品もたくさん発表しているのです。また、もう一つの特徴として、ごくたまに、難解というにはあまりに理解不能な作品を発表し、読者を混乱に陥れたりもします。未確認のネットの情報ですが、どうやらいしいひさいち先生自身も、「自分でも意味がわからない」ことが多々あるそうで。もう、ニントモカントモ。  『女には向かない職業』は、朝日新聞に連載されている『ののちゃん』(旧:となりのやまだ君)のスピンアウト作品。ののちゃんの担任の藤原先生が学校をやめ、推理小説作家になった後が描かれています。『女には向かない職業』では新聞4コマでは潜めていた毒がすべて藤原センセイに集約されている素敵な4コマとなっています。  この作品が素敵である一番の理由は、藤原先生が正しくダメ人間だからです。酒癖は悪く、出版社の飲み会では大暴れし、ペコちゃん・ケロヨンを持ち帰り、書評家からは作品についてではなく「酒量を減らせ」と書かれます。部屋は本当に足の置き場もなく、限界を越えたところで引越しをし、すべてをチャラにします。ただ、締め切りに関しては、担当者からの「まだか まだか まだか まだか ……」のクレイジーなFAXが届くぐらいなので、一般的な作家と変わらないレベルに収まっているようです。  4コマまんがの常として、なにかが起きていく話ではありません。ただ、小説家・藤原瞳の自堕落な日常が描かれているだけなのです。なのになぜ、私がこんなにもこの作品が好きなのか、それはいまだにわからないのです。