あらすじ呪詛(じゅそ)や霊力がうごめく土地建物の闇に包まれた秘密を解き明かす『HONKOWA』で大人気の“先生”シリーズ第6巻。若き日の先生が訪れた邸宅で、見かけた女性の秘密とは……!? 表題作「守護者」を含めた全7作を収録。
Youtubeで"ゾゾゾ"という心霊スポット探検を行っているチャンネルがあり、私はすごく好きで全部観てるんだけど、いわゆるオカルトや心霊現象などが起こるといわれる曰く付きなものというのはたいていは建物やトンネルなどの人工物になる。 神降ろしと言われる儀式。 それは科学では解き明かせないような、人智を超えた謎の力で、新興宗教などでも「なんで?」という謎の造りをした建物があるのはそういったパワーであったり気であったりを汲むための構造になっていることがあると言う。 そういう「聞いたことあるな」という要素が散りばめられた建物を作るにはやはり人の手が必要である。 本作はそういった依頼をしょっちゅう受けることになってしまった工務店からの話をベースに描かれているそうです。 読みながらも色々「きっとこういう感じ」というのが想像出来てなかなか面白く、他人事としてのゾワッとする体験が読めるので、個人的にはこういったオカルト系には珍しいタイプの漫画としても評価したい。