あらすじ日々の生活に疲れたOL・鰻田(うなぎだ)さんの脳内には天使と悪魔のうさぎが棲みついている。道端でお財布を拾ったとき、名前がどうしても思い出せない人とエレベーターに乗り合わせたとき…。誰もが出くわす些細な事件が起きるたび、二匹のうさぎと個性強めな感情たちによるちょこっと毒の混じった脳内会議が開催される――…!!
脳内に天使と悪魔があらわれて葛藤するのはよくある設定だけど、これは兎と兎なのでとてもかわいい。しかも天使の兎もそんなに天使じゃない、割とみんなネガティブで現実的。 主人公の鰻田さんがめちゃくちゃネガティブでコミュ障なのがよい。わかりみが深い。誰とも会わずに帰りたいし、デパートで店員さんに声かけられるのこわいけど声かけられないとわたしのようなものがこんなとこに来てすいませんみたいな気分になるし、わかる。 気持ちがわかる故にゆるく楽しく読めました。 鰻田さんは目しか描かれてないのにご飯食べるし口紅塗るからふしぎ。かわいい。