あらすじ

満ち足りた人生を送りながらも物足りなさを感じていた中年男性と、そんな彼の前に現れた理想の女性との七百三十夜限りの愛とセックスの日々を描いた大人の恋愛ストーリー。仕事も家庭も人一倍うまくいき、女子大生の恋人までいる美術商・吉永明男(よしなが・あきお)。充実した毎日を送っているのに何かが足りないと感じ始めていた明男は、自分の店に来た行美美美子(いくみ・みみこ)に一目惚れしてしまい……!?
七百三十夜(1) 出会い

満ち足りた人生を送りながらも物足りなさを感じていた中年男性と、そんな彼の前に現れた理想の女性との七百三十夜限りの愛とセックスの日々を描いた大人の恋愛ストーリー。仕事も家庭も人一倍うまくいき、女子大生の恋人までいる美術商・吉永明男(よしなが・あきお)。充実した毎日を送っているのに何かが足りないと感じ始めていた明男は、自分の店に来た行美美美子(いくみ・みみこ)に一目惚れしてしまい……!?

七百三十夜(2) 夢世界

ついに恋焦がれた最高の女性・行美美美子(いくみ・みみこ)と肉体関係を持った吉永明男(よしなが・あきお)。本気で惚れた女性を手に入れて幸せな日々を実感する明男だったが、27歳の誕生日を迎えた美美子から、自分たちは2年つまり七百三十日で終わる限定関係にしようと告げられる。2年後に出すべき答えを悩みながらも美美子との蜜月に溺れる明男は、因縁を持つ梶原(かじわら)に浮気を密告されて……!?

七百三十夜(3) 情熱

勤務する画廊のオーナーから告白され、新進画家・沢渡(さわたり)にプロポーズされた行美美美子(いくみ・みみこ)。吉永明男(よしなが・あきお)は、そんな美美子を貪るように激しく求めて、二人がひとつに溶け合うセックスへと行き着く。そして、妙に明るい妻の態度が、不幸の前兆のような気がして悲観的になった明男は、美美子との関係は今がピークなのだと考え始めて……!?

七百三十夜(4) それから

倒れたオーナーに代わって画廊の切り盛りで多忙な行美美美子(いくみ・みみこ)は、吉永明男(よしなが・あきお)と会える日が少なくなっていく。なかなか美美子を抱けない明男は、彼女と沢渡(さわたり)の仲を疑ってトラブルを起こしてしまう。そして、美美子とうまくいかない日々に苛立つ明男は、従業員の和子(かずこ)と寝てしまい……!?七百三十夜が過ぎた時、明男と美美子はどうなるのか?二人の愛に答えが出る完結巻。