あらすじ車窓から眺めるいつもの景色、その景色の中にも新しい出会いが…。孤独な眼鏡少女、温泉旅館の跡取り娘、パッとしない読者モデルなど、多様なヒロインが織り成す短編集。完結の第4巻は、四ツ谷/石和温泉/相模湖/西荻窪/東京/新宿を収録。
吉祥寺や三鷹など、JR中央本線の各駅を舞台にしたオムニバス作品。吉祥寺の駅前の風景や三鷹の太宰治ゆかりの地など、各駅それぞれの風景が描かれ、その中で様々な登場人物の多種多様な感情が描かれる。タイトルに"少女"と入ってるけど社会人が主人公の話もあり、物語は本当にバリエーション豊か。 オムニバス作品ながら1話ごとの起承転結が丁寧に描かれ、なおかつ結末まで辿り着いたあとに強く余韻が残るような幕引きをしている作品が多いのが印象的。 また、1巻の時点で甲府まで足を伸ばしていたりして、都会から郊外まで様々な舞台の様子を楽しめるのも魅力の1つ。 1巻まで読了。