あらすじ社畜として過労死した男が、異世界の商家の三男・サワディとして転生した。彼は、得意としている再生魔法と支援魔法を使った新たな商売の種を思いつく。それは、再生魔法で安い奴隷たちを治療して、お金を稼いでもらうことだ! 子供も無事に生まれて幸せな日々を過ごすサワディ。公私ともに順風満帆だったそんなある日、秘密にしていた人工魔結晶工場の存在がローラにばれてしまい、国家反逆罪になると言われて……。異世界ゆるふわファンタジー、第9弾!
再生魔法って、響きからしてチートな魔法なのに不遇らしい。 いやいや…と思うけども、そういう文化だからと言われたら、仕方ないのかなと思えなくもない。 ・魔法を使えるのは基本的に貴族。 ・男は攻撃魔法を使えてこそ! このルールに外れた場合、とてつもなく不遇らしい。 たまにいる、平民で魔法が使える人でも、男で攻撃魔法が使えない場合は、就職先すら危ういようだ。 世知辛い世界。 主人公はそんな偏見も酷い中、再生魔法を趣味のように研究し、あれやこれや発明。 病気や怪我などで働けなくなった奴隷を魔法で再生して、衣食住を手厚く保障して働かせて、お金をウハウハ稼いでいる。 劇場を建てる資金確保といいながら、気がついたら事業拡大して、結婚して、奴隷だらけのプール遊びや運動会。なんだか日々が充実している。 裏切りや悲劇も起こらないので、とても安心。 ちなみに、男は攻撃魔法至上のようにあったけど、出会う奴隷という奴隷、学校内は同級生と先生以外は女なので、前提の「男は黙って攻撃魔法」のような考えがあることを忘れてしまう。 主人公はそれだけ、世界の仕組みとは別枠の仕組みを作り上げたということだろうか。