あらすじ「いつでも来てください。猫は人のそばにいるものです――。」 猫のバリスタが店主をしている喫茶店“八割”。新たに“犬のパティシエ”を従業員に迎えた店に、今宵も悩める人たちが訪れる――。そして、すっかり常連になったOLの三蜂花苗は、バリスタがこの店で働くきっかけを知ることに。「私がこの店で働く前の、昔話をしましょうか――」 不思議な喫茶店の寂しくも温かい過去とは……。
知人には話せないけど、他人になら気軽に話せる悩みってありますよね。 それが、人間でないなら尚更話しやすい♪ そんな方にもってこいの猫のマスターが話を聞いてくれて、その人に合ったおすすめのメニューを提供してくれるお店があります。 でも、疲れた人しかたどり着けないのです。 『いつでも猫は人のそばにいますよ。』