あらすじ「記憶が戻ったら、俺はお前と居られなくなる」瀬戸内海の小島で静かに暮らす、知久と悠太。悠太は過去の記憶を失くして幼児退行しているが、知久は何故かその記憶を取り戻そうとはせずに何かから身を隠すようにして暮らしている。閉じた世界で、どこか歪な幸せに浸る知久は常に“誰か”の面影を悠太に重ねているようで…?