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タイトル
本文
Ghostdog
Ghostdog
小野浜こわし
小野浜こわし
あらすじ
【暗い雨の夜…屋敷に一発の銃声が響いた】バー『ラ・メール』では、バーテンの志村が常連客と雑談をしながら営業をしている。外は雨、間もなく閉店の深夜、普段は客足のないこの時間帯にひとりの客が訪れた。喪服を着た男が雨だれを零しながらドアをくぐる。「まだ平気?」「閉店は午前二時となっておりますので」。 頷いてスツールに腰掛ける男がオーダーしたのは『チャールストン』だった。チャールストンは、この店の前オーナー里見の十八番だったカクテルだ。恐らくこの客の来店は初めてではない…。 差し出したカクテルを一気に飲み干した男から二杯目のサインが出る。「ゴーストドッグを」。 『もし、このカクテルをオーダーして来る奴が現れた時は気を付けろ、そいつは本物の犬の幽霊かもしれねえぞ』。 志村は昔、里見に言われたことを思い出していた…。 訳アリバーテン × 元ヤクザのハードボイルドラブ!小野浜こわし初BLコミック!
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Ghostdog(1)
【暗い雨の夜…屋敷に一発の銃声が響いた】バー『ラ・メール』では、バーテンの志村が常連客と雑談をしながら営業をしている。外は雨、間もなく閉店の深夜、普段は客足のないこの時間帯にひとりの客が訪れた。喪服を着た男が雨だれを零しながらドアをくぐる。「まだ平気?」「閉店は午前二時となっておりますので」。 頷いてスツールに腰掛ける男がオーダーしたのは『チャールストン』だった。チャールストンは、この店の前オーナー里見の十八番だったカクテルだ。恐らくこの客の来店は初めてではない…。 差し出したカクテルを一気に飲み干した男から二杯目のサインが出る。「ゴーストドッグを」。 『もし、このカクテルをオーダーして来る奴が現れた時は気を付けろ、そいつは本物の犬の幽霊かもしれねえぞ』。 志村は昔、里見に言われたことを思い出していた…。 訳アリバーテン × 元ヤクザのハードボイルドラブ!小野浜こわし初BLコミック!
Ghostdog(2)
【俺の首の傷に溺れてイくところを見てみたい…】バー『ラ・メール』を訪れた喪服の男。 前オーナーである里見を知っているような素振りを見せた謎の男の正体は掴めぬまま。閉店後、釈然としない気持ちを抱えながらサンドバッグに向かっていた志村は、突然やってきたチンピラ風の男たちに絡まれ負傷してしまう。ここまでかと思った刹那、喪服の男が再び現れ次々と悪漢を倒していく。気を失う瞬間きこえた「姫川」というのが、男の名前らしかった。 勝手知ったるように店に入り、志村を介抱するこの男は何者なのか。目を覚ましたとき、姫川の口から紡がれたのは衝撃の事実だった。訳アリバーテン × 元ヤクザのハードボイルドラブ第2巻!
Ghostdog(3)
【あんたの味…自分の舌で覚えておきたかったんだ】バー『ラ・メール』を訪れた喪服の男・姫川から、父親である『浜島組の若頭』八代豪の死の真相を聞いた志村。亡き父の遺言を預かり、執行するには段階を踏む必要があるためテストをするという。悪夢に魘され衝動的に行った〝あること〟がきっかけでおさまりがつかなくなっていた志村に、まずはさっきの続きをしようと言い出した姫川と勢いで寝ることに。その頃、若頭代行として組長を見舞っていた玉置は、自分の存在を知る由もない弟に会う決意をしていた。訳アリバーテン × 元ヤクザのハードボイルドラブ第3巻!
Ghostdog(4)
【今夜…帰らないでもらえませんか…】バー『ラ・メール』を訪れた喪服の男・姫川から、父親である『浜島組の若頭』八代豪の死の真相を聞いた志村。亡き父の遺言を知るため、テストを受ける事になった。姫川がバーに来店して最初にオーダーするカクテルの出来で合否が判定され、二杯目を頼めば合格、一杯目で店を出たら不合格。それを七日間続ける必要があった。二日目の夜、姫川が元々里見の知り合いで『ラ・メール』のバーテンだったことを知った志村は、幼い日にここを訪れていたことを思い出す。その思い出の中にいたのが若き日の姫川だったと気づき、孤独の中で張りつめていた志村の心にある感情が芽生え始めた…。訳アリバーテン × 元ヤクザのハードボイルドラブ第4巻!
Ghostdog(5)
【ほんの1時間くらい兄貴に付き合えよ大輔】バー『ラ・メール』を訪れた喪服の男・姫川から、父親である『浜島組の若頭』八代豪の死の真相を聞いた志村。姫川が先輩バーテンであることを知り少しずつ惹かれ始めていたある日、情事の最中に父の名を口にされ複雑な思いを抱えていた。姫川に出された新たな試練、オリジナルカクテルのために飲み歩いて研究を重ねていた志村は偶然、兄である玉置と邂逅して…!? 訳アリバーテン × 元ヤクザのハードボイルドラブ第5巻!
Ghostdog(6)
【この手で殺さなきゃならねえ男をおれは…!!】追い詰められた姫川の言葉から、父親の遺言内容を薄々悟った志村。姫川への想いを自覚したからこそ「なにも聞かなかった」ことにしてテストを続けて欲しいと依頼する。「再来週の土曜、店に行くまでに考えておけ…」。 姫川が残した言葉の意味を掴み切れないまま対峙することになったその夜は、初めて出会ったときと同じく冷たい雨が降り注いでいた…。訳アリバーテン × 元ヤクザのハードボイルドラブ、いよいよ佳境!第6巻。
Ghostdog(7)
【お前になら何をされてもかまわねえよ…】命令に縛られ続ける姫川を『父から奪う』ことで解き放とうと決意した志村は“覚悟”を決め姫川を抱いた。父の影を消せないならそのときは共に死ぬ、その言葉を受け取った姫川もまた“覚悟”を決めたのだった。姫川が志村を殺せなかった今、ふたりを捨ておくはずがない『彼ら』と対峙する瞬間は、もうすぐそこまで迫っていた。訳アリバーテン × 元ヤクザのハードボイルドラブ。全ての決着がここに…最終巻!
ダブル・エッジ

ダブル・エッジ

「一緒に行くかい。『地獄』とやらへ――。」かつて伝説のプロ雀士として名を轟かせていた村椿(むらつばき)は、とある出来事を機に雀士を引退し、今は郊外でひっそりと麻雀荘を経営している。ヤクザも出入りするその雀荘で、村椿はときに慰み者にされたりしながら空虚な日々を送っていたが、ある夜、偶然殺人現場を目撃したうえ、負傷していた殺し屋を助けたことで、村椿の人生が一変する。「殺し屋のアンタを助ければ、地獄に行けると思ったんだ。おれには『罰』が必要だから――。」村椿がプロ雀士を引退することになった理由――大切な人の命と引き換えに、究極の幸運を得てしまったこと。誰かが罰を与えてくれるまで、自分は生きることも死ぬこともできずにいること。真実の想いを吐露する村椿に、殺し屋は……? 謎に包まれた殺し屋×生きる望みを失った元プロ雀士。闇に生きる二人が、互いの存在と生きる意味を求め合い惹かれ合う様を描いた、ノワール・ラブストーリー。
Ghostdog(合本版)

Ghostdog(合本版)

【ebookjapan限定☆3P漫画付!連載版1~7話をまとめた合本版】外は雨、間もなく閉店のバー『ラ・メール』にひとりの客が訪れた。喪服を着た男が雨だれを零しながらドアをくぐる。目を奪われていたバーテン・志村に男がオーダーしてきたのは、前オーナー里見の十八番だったカクテル『チャールストン』だった。恐らくこの客の来店は初めてではない…そんなことを考えていた矢先、二杯目のサインが出る。「ゴーストドッグを」。『もし、このカクテルをオーダーして来る奴が現れた時は気を付けろ、そいつは本物の犬の幽霊かもしれねえぞ』。 志村は昔、里見に言われたことを思い出していた…。※書籍版と同様の加筆修正済です