あらすじいつだって、ゲームがあった。大定番ノスタルジック青春グラフィティ、渾身の最新シリーズ完成。 ●MMORPGの恋人とリアルで会う恐怖の瞬間「MMO少年」●今日は俺たちがゲームの主人公になる…!! 「川下りだ少年」●コミケ後はみんなでドリキャス、のはずが…「アウェイ少年」●ゲームに負けたら好きな人の名前を女子の前で告白「純愛少年」……そうです、みんな実話です!!
作者のゲーム体験を通して描かれた青春記で、作者の暗くて毒のある絵柄が、黎明期当時まだまだ反社会的イメージのあったゲームにマッチしていて、明日のことをまるで考えていなかったバカな自分の少年時代を思い出してしまいました。ゲームの内容を深く掘り下げず、体験談をもとにしているのがいいんですよね。私はおそらく著者と5~6年は年が離れているかな? でもゲームのブームという現象ならば、不良の巣窟インベーダーハウスがゲームセンターであっても、携帯ゲーム機ゲーム&ウオッチがゲームボーイであっても、似たような体験をしているので、すんなり”ああそうだ”と思ってしまう。革命的なことばかりだった80年代。あの時代の空気を体験した人にとってゲーム用語は共通言語。酒場のネタにはもってこいの漫画です。30~40代、50歳未満まではイケる作品じゃないかな?