それは絵上手くなってちやほやされて承認欲求を満たしたいから!!!(ドン!!!) 本書1巻の帯には堂々たるフォントで核心を突く答えが刻まれておりました。わかるみんなそうだよな。 身近に絵を描く人間が多い環境で育った人なら1巻を読むだけでも「あっ、あぁ〜〜〜〜!!」というシーンが無限に続くこと請負い!共感と羞恥と熱量がすごい勢いで押し寄せてくるぞ! キャラもみんなすげ〜〜〜〜「っぽい」んですよ…。 アニメーター志望のガチムチ伊藤くん、抜群にうまいけど人付き合いが苦手な宮田くん、すべてを兼ね備えた美少女絵描きカガリさん、絵よりも設定考えたりが得意なグラサンの田町くん…。居ますこういう濃いひとたちがリアルにも割と(※個人の環境です)。 ラブコメ的にも矢印の方向がしっちゃかめっちゃかになっているのが読んでて笑えます。現実だったら笑えないかもしれない(怖い)。 漫画家マンガや画家マンガ、アニメーターマンガに美大マンガ…世の中さまざまな「お絵描きマンガ」があるわけですが、ある意味本作ほど「絵を描く人間」の本質(生態?)を捉えた作品もないような気がします。 人間としての絵描きの姿が『SA07』にはまさに息づいていますよ!
ANAGUMA
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