人の形で社会に融け込み、影を捕食することで生命活動を維持する影喰(カゲクイ)。社会秩序の崩壊を避けるべく、政府は能力者で構成された特務影喰捜査機関を設立するが――。陽のあたらない場所で衝突する、それぞれの倫理。
能力者でありながら、影喰側に立つ零樹。妹・小舞を守るため、立ち位置を見失ったヒダカ。かつて親友同士だった2人が、影喰との共存へ向け動き出す――。正義を咀嚼する能力者たちの生存競争、完結。