あらすじ人を魅了する洗脳執事との日常コメディー! 高藤家で働く華麗で完璧な執事・九鬼清十郎。家族が洗脳されたと思う苺お嬢様だったが、次第に彼を理解していく。九鬼の言動は、なぜか周囲の人たちの感情を前向きにする。その本心はわからないまま彼なりの優しさも垣間見えて… そして明らかになる九鬼の過去は? 洗練されていて、どこか人間味あふれる 執事との日常コメディー!
留学から帰ってきたら、家族が執事に洗脳されており、屋敷全体が主従逆転した状態となっていた───。 恐ろしいサスペンス風の立ち上がりから一転、主人公の茜と、執事である九鬼清十郎とのコミカルな掛け合いが繰り広げられる。 九鬼いわく「私に依存し、何事も私に答えを求め、最後には私の操り人形になってしまうのです。」あくまで洗脳はしていないのだと、複雑な表情で語る。うーん、意味深。 九鬼の仕事ぶりは完璧そのもので、相手が少しでもスキを見せれば洗脳できてしまうほど、人間心理を知り尽くしてそうなタイプ。一方で「友人」絡みの話題となると少年のような明るさを見せるなど、全く掴みどころのない人間なのだが、一体何が目的なのか。 九鬼の人生観が気になる。