幼き上位精霊たちは、オリバーの温かい眼差しの下で、たくさんの思い出を重ね、すくすくと育っていた。そして、日々の暮らしの中で芽生え始めた彼女たち自身の将来の夢や希望。その気配を感じたオリバーはある決意をする―― 「あの子たちが広い世界へ進めるよう後押しをするんだ……」 孤独で寂しかった彼の人生に、癒やしをくれた“家族”ともいえる精霊たちと別れの時は刻一刻と迫っていた……。家庭菜園に、バザー、そして海水浴…… ちびっ子精霊たちの無垢な成長に心安らぐ、おっさん冒険者の賑やかなセカンドキャリア集大成!!