あらすじ楽苑寺の偽住職・銚子芳文は住職研修のため本山を訪れた。そこで詐欺師時代の師と遭遇する。嫌な予感は的中。大きな因果にのみ込まれた芳文達 その魔の手は、楽苑寺にまで迫る事に…。お宝探しどころじゃない事態に、詐欺師坊主・芳文の運命は如何に!? 仏教の尊さとは程遠い欲まみれお宝捜索劇、最終幕!
詐欺師の男が財宝目当てになぜか寺の住職になりすますお話。綱渡りのスリルで先が気になるだけでなく、コミカルで読みやすくもあります。 仏教のありがたいお話とかは全くないものの、お寺のシステムとかいろいろ勉強にはなりますね。詐欺師としてのスキルを駆使して、「偽坊主」に疑いの目を向ける檀家たちを煙に巻く様はうっかり感心してしまいました